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【000816】 冬の北海道旅行記−2
2002/12/3(火)23:33 - TWILIGHT ()

−つづき

あらかじめ岐阜の近畿日本ツーリストに「北斗星トマムスキー」の「ロイヤル」の予約をして
おいて、切符の発売前日にはJR岐阜駅の「みどりの窓口」に私の乗る予定の一週間前の
「北斗星トマムスキー」の切符の発売状況を確認しに行った。JR岐阜駅のみどりの窓口の
向かって一番左の2番窓口(注:駅が平屋だった当時の窓口)のマルスはMR型という端末機
でJR東海エリアでは最新の端末機(注:当時)である。

「2月24日の北斗星トマムスキーの切符の予約状況を見てもらいたいのですが・・」

そういうと係員は列車名の所に「ホクトセイトマムスキー」と入力、2月24日、A寝台、
個室、と入れて発信。ところが「列車関連誤り」で保持のサイン。何度やっても「列車関連
誤り」で保持。あげくに「この日は動いていないんじゃないですか」と言われる始末。しかし
時刻表をみると確かに動いている。

これはおかしい、おかしいといろいろ係員が操作していたところ、「ホクト」と入力して引っ
張ると・・・・

@北斗
Aスーパー北斗
B北斗星
C北斗星トマムスキー
D北斗星トマスキ(ES)
E北斗星トマスキ(ST)

の6つの候補が出た!!
(注:この表示も当時。今「ホクト」で引っ張ったらこれどころではありません!!)

さて、Cの「北斗星トマムスキー」は分かるとして、D、EのESとSTってなんじゃ
そりゃ?と思いつつ下宿のマンションに戻って来た。部屋で寝っころがりながらパラパラと
時刻表をめくっていてESとSTの意味が判った。

これは「夢空間」だったのである。

すなわち「ES」は夢空間のデラック・ススリーパーの「プレジデンシャル・エクセレント・
スイート」であり、「ST」とは同じくデラックス・スリーパーの「スーペリア・ツイン」
だったのである。「そうか、夢空間だったのか・・・」と独り言をつぶやくと鉄道雑誌を
引っぱり出してきて「夢空間」の記事を読み出した。夢空間についてそれなりの知識を持って
いたが、雑誌の記事を見ているうちにどうしても自分で乗ってみたくなっってしまった。

そう思うといてもたってもいられずに、翌2月3日は「北斗星トマスキ(ST)」の切符に
挑戦することにした。エクセレント・スイートは1室、スーペリア・ツインは2室あるので
少しでもとれる確率のあるスーペリア・ツインを狙うのは当然である。

明けて2月3日、今日は3月3日出発の切符の発売日である。自分の腕時計で電話の117の
時報に正確に合わせて岐阜駅のみどりの窓口へと向かった。午前9時30分、岐阜駅到着。
申込書に記入してMR型の端末機の窓口の前に時間と列の長さをにらめっこしつつ並んだ。
9時59分、運よく私の番である。

「私のカウントダウンと同時に発信して下さい」と頼み、列車名「北斗星トマスキ(ST)」
と入力してスタンバイOK。いよいよカウントダウンの開始である。

「10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,お願いします!!」

ドンピシャリの「ジャスト打ち」である。MR型端末機のモニタは画面の下の方に右矢印⇒の
マークがピピピッと3つ出て切符が取れたかどうかの結果が判る仕組みになっている。

係員は発信ボタンを押した。「⇒⇒⇒」と3つ矢印が出てきた!!さぁ、結果は!?モニタ
画面を注目する!・・・・・・・・・・・赤い字で「NO」!!!!!・・・ガーーーーン!

時報まで合わせた合わせた苦労は何だったんだー!ショックにめまいを感じつつも冷静に
「んじゃロイヤルを!」、というと入力して発信・・「⇒⇒⇒」「NO」!ダブルショック!
「それではB個室ソロを」入力、発信。「⇒⇒⇒」「NO」!!トリプルショーック!!!
「すいません。普通のB寝台下さい」入力、発信。残券23枚の表示とともにようやく
「YES」のサイン。

こうしてとりあえずは行きの「北斗星トマムスキー」の切符は取れた!、大幅なグレード・
ダウンして。ま、食堂車とクリスタル・ラウンジカーは使うことができるからいいか。
3月6日の帰りの本命の「トワイライトエクスプレス」の切符は絶対にがんばるぞ〜。

ちなみに近畿日本ツーリストに頼んでいた「ロイヤル」の結果も「NO」でした。
ちゃんちゃん。

−つづく


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