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【002137】 冬の北海道旅行記−5
2005/1/12(水)00:26 - TWILIGHT ()

過去ログ「【834】冬の北海道旅行記−4」の続編です。
そういえば書いてなかったなー、と思い出して書かせていただきたく思います。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
平成n年3月3日(nは任意の自然数)、いよいよ卒業旅行のスタートの日である。とても寒
い朝であったが、もっともっと寒い北海道に行くのである。寒さに大変弱い私は完璧なフル装
備を施していた。岐阜から東京に向かう車内の中は「いよいよ北海道だ〜」と一緒に行くパー
トナーと共にわくわくして胸が高鳴りつつあった。

東京について食事をしたり、ささやかなショッピングを数時間楽しんだあと、今回の卒業旅行
の第一の目玉である「北斗星トマムスキー」に乗るために新宿駅へ向かった(当時新宿発)。
新宿駅は日本でも有数の乗降客数の多い駅であるが、午後3時50分、少し早い夕方のラッ
シュが始まり、そして学校帰りの学生たちで混み合っていた。もはや春だというのにフル装備
の二人ははっきり言って浮いていた。しかし「北斗星トマムスキー」の発車するホームに進む
につれて少しずつ同じ様なスキーウェアを着た人たちも同じ流れに乗ってきた。「ああ、この
人たちもかぁ」と思いつつ、大きな荷物を持ちながら階段を上った。上りきったそこのホーム
にはお目当ての「北斗星トマムスキー」号が機関車EF65の1000番台を先頭にすでに停車
していた。
記念撮影、ビデオ撮影を済ませてからいざ「夢空間」車輌へ。3号車11番個室、そこが私の
部屋である。ちなみに3号車1番がエクセレント・スイート、3号車11番と12番がスーペ
リア・ツインとなっている。1両にたった3室、定員6名である。私の部屋は車輌の中央に位
置していた。全体的に青白っぽいコーディネートの通路を進み、11番個室の部屋を開けた。
二人とも第一声は「うっひゃ〜」でした。とにかくすごい。ドアを開けるとなだらかなBGM
の曲が耳に飛び込んできて、まずそれに感動。部屋にはいって2度ビックリ!なんと部屋の中
に専用のカード式公衆電話が壁に付いていて、テレビはなんと衛星放送も楽しめて、なおかつ
VHSのビデオデッキ搭載。しかもカセットデッキまで付いているという。食堂車と車掌室へ
の直通のインターフォンもある。そして何より凄いのは、なんとユニットバスが装備されてい
るのである。はっきり言って私の住んでいるワンルームマンションのユニットバスより絶対に
広いのである(当時)。ピンクの色調で整えられたユニットバスは生まれて初めて列車の中で
お風呂に入れるという行為に対してモーレツに感動していた。

16時10分、新宿駅を「北斗星トマムスキー」号は石勝線の無人駅「トマム」に向けて定刻
通り発車した。車掌さんの停車駅案内がすんで食堂車(ダイニングカー)の案内のあと、大宮
を過ぎて早くも「ティータイム営業」の開始と言うことだったので早速出かけた。座った席は
もちろん車端部の展望席。この北斗星トマムスキーも北斗星の仲間なので、この食堂車の名前
もダイニングカー「グランシャリオ」とのこと。しかし、同じグランシャリオでも全然違う。
後方に流れゆく景色を堪能しながらのむお茶の味は本当に格別でした。
お茶を飲みつつ、ディナーの予約をして部屋に戻った。北斗星やトワイライトエクスプレスの
ディナーはあらかじめみどりの窓口で予約しておかねばならないが、この北斗星トマムスキー
のグランシャリオは乗ってから予約すればよい(→当時:現在の運転時はちゃんとディナーの
マルス登録があり、北斗星・トワイ・カシオ同様事前に窓口にて予約原則)。あわせてテーブ
ルの予約も受け付けてくれるので、乗車したらすぐに予約するべきだと思う(→当時:現在は
事前予約)。ちなみに肉コース・魚コース共に6000円(→当時:北斗星やトワイの「フル
コース・ディナー」に対して「ミニ・ディナー」というコース?のみでした)

続きます・・・・


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