北斗星の家 旅レポ掲示板 過去ログ
前の記事へ] [次の記事へ] [記事一覧へ戻る] [TOPへ
【002039】 EN222 Artesia=Night RIALTO乗車記
2004/10/3(日)20:12 - とらん・ぶるぅ☆ ()

皆様、こんにちわ。

画像掲示板の方にも投稿しましたが、こちらでも長文投稿失礼します。
9/30ベネチア=サンタルチア発、パリ=ベルシー行きのアルテシアナイト、
リアルト号に乗車してきました。

19時頃にベネチア=サンタルチア駅つくと、既にホームにパリ行きのリアルト号が
入線していました。ホームの入り口の所に案内が居り、
切符を見せると、どの辺りに車両があるかを教えてくれます。
今日の宿はエクセルシオール、部屋は2人まで対応可能なようでした。
全部で8室ありますが、そのうちの1室は2段ベッドではなく、ツインベッドの特別室です。
客室はシングルデラックスにシャワールームとトイレがついたような感じです。
発車の時点では、ベッドはソファの状態でした。

ヨーロッパの列車は日によって変わることが多いので、あくまでこの日の編成ですが、
SNCF(フランス国鉄)6人部屋クシェット×3、FS(イタリア鉄道)コンフォート(4人部屋クシェット)×6
FS食堂車、SNCF個室寝台車T2×2、FSエクセルシオール、SNCF個室寝台車T2の
2社の客車を混結した14両編成です。個室寝台側を先頭にヴェネチアを出発し、
ミラノ中央駅で方向転換、クシェット側を先頭に走行しパリ=ベルシー駅へ入ります。
車内サービス等はワゴン・リ社によるもののようで、ハンガーやタオルに
ワゴン・リ社の名前が入ってます。(ただしオリエント急行時代の向い獅子ではなく新しいロゴです)

乗車する際にも、入り口のレセプションでベッド番号の確認を受けます。
発車前にディナーの席の予約のチェックと、ウェルカムシャンパンがありました。
ディナーを頼むと8:30に席の予約を示すチケットが渡されます。
19:58、ほぼ定刻に発車。発車してしばらくして車掌がチケットとパスポートを預かりにきます。
また、鍵はかけなくても監視しているからドアは閉めるだけで安全だという話と、
食事に行っている間にベッドメーキングを行う旨の説明があります。
そして明日の起床&朝食時間、朝食のコーヒーの種類を頼みました。

さて、20:30の少し前にレストランカーへ行きました。
テーブルは相席はなく、たとえテーブルに空席があっても誰か1人でも使っているところは、
後からきた客に開放することはありません。夕食はディナーコースのほか、
ディナー時間中もテーブルに空きがあればアラカルトメニューも対応してくれるようです。
コースはパスタ、メインディッシュは各々2種類からの選択、また、内容も毎日変わるそうです。
食事はまずテーブルに皿がおかれ、大皿に盛った料理をサービスしていく独特の方式です。
厨房とテーブルサービス、あわせて3人で切り盛りしているようです。
レストランカーが売店も兼ねているようで飲み物を買いに来る客も居ました。

食事を終えて部屋に戻ると既に10時をまわっており、ベッドメーキングがなされていました。
シャワーを浴びて、ミラノ中央駅に戻ったところで就寝、揺れも少なくゆっくり寝ることが出来ました。
ミラノ中央駅では停まったホームの横で、ちょうどチザルピーノが回送されていくところでした。

翌朝、車掌に起こしてもらい、朝食を部屋に運んでもらいます。
7時ごろはまだ、だいぶ暗く外の様子はわかりません。(サマータイムで6時頃に相当するため)
明るくなってくると、パリ郊外の住宅街を走っている様子が見えてきます。
近郊線の2階建て電車と多くすれ違うようになってきました。
ベルシー駅の手前で、TGVの車両基地の横を通過し、ほぼ定刻にパリ=ベルシー駅に到着。
この駅は近郊線も発着しますが、おもにカートレインや夜行列車が利用する駅です。
駅自体はアルテシアナイト=リアルト号が到着したホーム以外閑散としていましたが、
リアルト号の到着したホームは非常に混雑しており、ずいぶん多くの客が乗っていたようです。


前の記事へ] [次の記事へ] [記事一覧へ戻る] [TOPへ