北斗星の家 旅レポ掲示板 過去ログ
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【001105】 流氷見物の旅〜掃除のおばちゃんと大根娘、そして思わぬトラブルが・・・〜
2003/3/5(水)12:01 - 汽車旅 ()

管理人様、皆様、こんにちは、汽車旅です。
ばぶっちさん、お疲れ様でした。
私の方にも、しばしお付き合い下さい。

ホテルにチェックインし、明日の予定を考える。旅先で次の予定を考える、という気ままな旅も
結構楽しくて好きである。明日は、北斗星4号に乗ればいいので時間はたっぷりある。まず、
管理人様の真似(笑)をして、ニセコスキーに乗ることにする。早起きできれば、札幌発に乗り、
できなければ、新千歳空港発に乗ることにし、眠りにつく。
翌朝、目覚ましをかけていないのに、6:30に目覚める。不思議なものだ。
荷物をまとめ、札幌駅へと向かう。ニセコスキーの自由席に乗り込む。もちろん全面展望席。
管理人様の書き込み同様、通勤客を乗せて発車する。手稲駅にホームライナーが止まっている。
毎日、振り子特急車で通勤できるなんてうらやましい。G車はどうなっているのだろう。無料
開放なら、なおさらうらやましい。
前面展望を楽しみながら、ニセコに到着したらどうするか考える。とりあえず、小沢駅に行き、
トンネル餅をGetすることに決めた。そういえばこの列車、車内清掃のおばちゃんが乗っている。
おばちゃんが、「ゴミありますか?」とやってきた。気の良さそうなおばちゃんなのでちょっと
遊んでみる。「あの〜、粗大ゴミが一つあるんですが〜」と言いながら、おばちゃんのゴミ袋に
足を入れる真似をする。と、おばちゃん「あら〜今日は粗大ゴミの日じゃないからだめなの」
と返してきた。なかなかやる。
列車は、ニセコ駅に到着し、すぐ折り返す。このまま乗っててもいいが、一旦ホームに降り再び
乗り込む。
倶知安駅に到着しニセコスキーと別れる。次の普通列車まで時間があるので、駅隣のスーパー
に入り、お弁当を物色する。のり弁当と海鮮巻き、葉っぱを買う。こののり弁当、ご飯にのり、
大きなシャケの切り身、ザンギにコロッケと入っており350円とはお買い得である。
普通列車に乗り込み、小沢駅到着、私をふくめ3人下車する。下車したおじさんに、「トンネル
餅どこに売ってますか?」と聞く。おじさん、「トンネル餅知っているのか、通だね〜、すぐそこ
の左側の食堂で売ってるよ」と教えてもらう。教えられた食堂にいくと、あったあった、トンネル
餅、3つある、そのうち2つを購入、あとの1つは、あとからくる人のために残しておいた(笑)。
駅にもどり、早速お弁当を食べる。海鮮巻きの中にはカニまで入っている。さすが北海道!。
食後のデザートとか思いながら、トンネル餅を食す。やわらかく、甘すぎず、あっさりしていて
私好みの味である。包装紙を見ると、原材料、米、砂糖と書かれている。実にシンプル。
一服しながら、次の予定を考える。時刻表をパラパラとめくり、長万部へ出てS北斗にのれば
4号には十分間に合う。桑園の海峡ラーメンを食べに行く時間もありそうだ。ただ列車に乗って
行くだけでは芸が無いので(笑)バスに乗ることにする。ニセコ駅行きのバスがある。
国道へ出てバス停を探し、バスを待つ。いいバスが来たらニセコ駅まで乗り、ボロバスが来たら
倶知安駅で降りる事にする。
やがて来たバスは、ハイデッカーの観光バスタイプ。運転席後ろの席を確保。バスは国道を快調
に走り、ゲレンデを眺めながら走る。ここで私の悪い病気(笑)が発病し、帰ったらスノボーしに
行こうと決めた。
バスはニセコ駅に到着、列車を待つ。列車は7分遅れで到着、2両編成だ。列車に乗り込むと
1両目はむさ苦しい高校生ばかり、2両目に行くとロングシートに大根が大量に干してある。
沢庵でも作るのか、と思いよく見たら、女子高生の足だった。太い足にルーズソックス、かわいく
ねーなー、と思いながら空いている席に座る。しかしこいつら喧しい。かばんからは、雑誌、お菓子
ジュースなどいっぱい出てくる。お前らキオスクか!。と思っていると一人の女子高生がストッキング
を取り出し、寒いと言いながら履きだした。んー、これで弁当があったらコンビにできるなあ、
と思った。
喧しいやつらは途中でほとんど降り、ボックス席に移動し、オヤジ座りでぼんやり外を眺めながら
列車は、長万部駅に到着した。ホームでS北斗を待っていると、帽子が無い。いくら探しても無い。
あ〜っ、さっきの列車の中だ!、と思い出し改札氏に事情を話す。改札氏はどこかへ電話をした。
「帽子はあるけど、車両が燃料入れに行ってるから、少し待ってて」と改札氏。その間にS北斗は
静かに発車していった・・・・・。
次の特急まで1時間以上ある。次のはワイドビュー北斗だ。時間的には4号に間に合うが、桑園の
海峡ラーメンはおあずけになってしまった。お土産を買う時間も無さそうである。三方六とわかさ
いももあきらめ・・と北斗星で、確かわかさいも売っていたはずだ。キオスクで三方六売って
いればいいなあと思った。念のためワイドビュー北斗の指定席を確保しようと、窓口氏に尋ねると
満席との冷たい返事。自由席でもここからなら座れるだろうが、時間的に途中から満員になり
通路にも立ち客びっしりになるだろうと思い、ここは奮発してG車にしようと再び窓口へ尋ねる。
無事に窓側海側の席を確保できた。
駅で待っていると、ふと、そういえば北斗は私が乗ると遅れるなあ。と思い近くのコンビにでお茶等
を確保した。
ワイドビュー北斗は定刻に発車、やっぱりG車はいいなあと思いながら乗っていると、案の定、東室蘭
では、自由席に長蛇の列。G車確保は正解だった。いつかG車でオヤジ座りしてみたいものだ。
やがて列車は苫小牧に到着、車内放送で7分遅れと言っている。げげ、7分も遅れているのか〜。
とりあえず札幌に着いたら、急いで駅弁を確保し北斗星に乗らねば、と思い降りる準備を始める。
北斗は8分遅れで札幌到着。急いで階段をかけ降り、駅弁温泉女将の〜を確保、さらにキオスク
をのぞくが、三方六は無さそうである。階段をかけ上がり、北斗星に乗り込む。指定された個室に
落ち着き一服していると、車内放送で、接続列車待ちで発車が20分ほど遅れる、と言っている。
なに〜、そんだけ時間があれば三方六探せたのに〜、そういう大事なことは駅構内でガンガン放送
してくれ!、と思った。もう落ち着いてしまったので、探しに行く気になれずじっと発車を待つ。
そのうち車掌氏が検札に来て、カードキーを受け取る。
結局北斗星は17分遅れで発車した。このままどんどん遅れてくれないかなあ、と不謹慎なことを
考えた。
一通りの車内放送が終わり、ディナーの案内が始まった。ん!男のダミ声だ、しかも少しうわずって
いる。こんなんでディナー行きたくねえなあ。まっ、私には関係ないけど。
さあ、私もディナーにしようと温泉女将の〜を食す。2段重ねになっており一の重には、秋鮭、北海
シマエビ、昆布入り卵焼き、十勝チーズフライのイチゴソースがけなどのおかずが入っており
二の重には、北寄貝ごはん、胡麻ふりかけご飯、みそご飯とかぼちゃ団子の串、のり巻きなどが
入っている。おいしくいただきました(^^)←岸朝子風に
少し散歩でもしようと個室を出て、ボタンを押しカードキーをつっこむ。ありゃ、鍵がかからない。
何度つっこんでもかからない。こうなれば持久戦、とばかりに座り込みいろいろ試してみるが
なにをしてもかからない。こうなりゃ強行手段、とばかりに2,3発叩いてみるが、それでもだめ。
通りかかった車掌氏に、鍵がかからないんですけど〜、と言う。車掌氏がやってもかからない。
ドア内側の非常ロックをいじり、再びチャレンジするがかからない。別のカードキーを取り出し
試すがかからない。しばらくガチャガチャやっていると、やっとかかった。車掌氏が、すこし
乱暴に入れてみてください。と言って立ち去った。私がやってみるとなぜだかかからない。デッキへ
出ようとする車掌氏を呼び止め、×印を出す。再び車掌氏がやるとこんどはかからない。
車掌氏は、申し訳ありませんが、このまま乗ってください、との事。
散歩をあきらめ個室に戻る。しかしもう1回だけ、とチャレンジしてみると乱暴にカードキーを
つっこんだため、折れ曲がってしまった。もうだめだな、と思い個室内で過ごす。
列車はやがて函館に到着、11分も遅れを取り戻している。どうりでよく揺れると思った。
横になっているうちに眠りにつき、おはよう放送の直前に目覚める。チャイムがなり、ただ今1時間
ほど遅れて運転しております、なんて放送を期待したが、ただ今定刻で運転しております、と冷たく
言い放った。
再び眠り、目覚めると9:00になっている。まったりと洋朝食でも食うか、と思い個室を出る。
どうせかからないだろう、と思いながら念のため、折れ曲がったカードキーをつっこむと、すんなり
鍵がかかってしまった。まさか、かかったはいいけど、開かないなんてことは無いよな、と思い開けて
みるとすんなり開く。再びかけると、すんなりかかる。な〜んだ、折り曲げれば使えるんじゃん。
食堂車に行き席に着く。「お食事ですか」と聞かれ「ハイ」と答える。「どちらになさいますか?」
と聞かれ、えっ、と思いしばしの沈黙・・・・「洋食と和食がございますが・・」と言われ、思わず
「和食で」、と答える。和食はとっくに売り切れ、と思い込んでいたので、あせってしまった(^^;
食事が運ばれ、「この時間に和食があるなんて珍しいですね」と聞く。「はい、最後の一つです」
と言われた。
個室に戻り、ベッドでごろごろしながら時を過ごす。だんだん見慣れた景色になり、定刻に上野駅
に到着した。
高崎線に乗り換え自宅へと帰る道中、次は海峡ラーメンと新得駅そば食いに行かなくっちゃ、と
思い、早速時刻表をめくるのであった。

長々とお付き合いいただきありがとうございました。今回も大きなトラブルも無く、
無事に帰ってきました。
なんだか、流氷見物も病みつきになりそうです(笑)

ちなみに帰った日の翌日、スノボーしに行きました。
紋別のスキー場で、スノボーしながら流氷見物もいいなあ・・・



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