北斗星の家 旅レポ掲示板 過去ログ
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【000980】 この冬の旅行記(その1)
2003/1/6(月)15:17 - サロン・デュ・ノール ()

管理人さん,みさなん,こんにちは.
旅から退屈な日常の世界に戻ってきてしまいました.
今回の旅のまとめを書き込みたいと思います.
なお,あまり鉄分は高くありませんので,ご了承ください.

12/24北斗星ニセコスキーと1/2トワイライトのロイヤルはJR北○道プラザにお願いしました.
北斗星ニセコスキーは難なく取れましたが,トワイライトはだめでした.
ただトワイライトは心配だったので,午前4時半に起きて某駅のみどりの窓口に行き,
早め受付もしてもらっていて,こちらが成功しました(たそがれさんの気持ちは知りもせず).

12月24日
北斗星ニセコスキー号で出発.オロハネ25-555の9号車1番である.
上野・大宮と発車時の衝撃は全くなく,うまい運転手だなあと感心してました.
もちろん大宮停車時にはウェルカムドリンクをホームに向かって見せびらかしました(笑)
今回の夕食はルームサービスの懐石料理にしました.
18時からということで発車してすぐになりますね.
見せびらかしにワインを飲みすぎたせいか眠くなってしまい,早めに寝てしまいました.

12月25日
おはよう放送で目が覚めたのは6時半少し前,ちょうど山線に入った辺りでした.
なかなかモーニングコーヒーが来ないが,45分頃にようやく来て,
50分頃に食堂車の朝の営業開始の放送がかかった.
また混んでると嫌だなあと思いつつ観念して7時過ぎに食堂車に行くと
何と誰も客は来ていない!おかげでゆったりと朝食を食べられました.
他の客はというと最後の方に4人組の家族が来ただけでした.
朝食後に車内探検をすると5号車には利用者の痕跡はなく,4号車に1/3くらいある程度.
寂しいなあと思いつつ戻ろうとすると,オレンジカード販売の放送がかかったので車掌室へ.
車掌となぜか話し込んでしまい,お菓子を分けてもらったりしました.
目の前に長万部近辺の乗車報告があり,それによると
ロイヤル 3/4,ツインデラックス 0/8,ソロ 7/10?,デュエット 8/14? 開放B寝台 22
といった感じでした.
外を見ると周囲は一面の雪景色でところどころ集落がある程度です.
これがいいんだよねえと思いつつ,山線の旅を楽しんでました.
やがて小樽に到着し,ここで機関車の付け替え.
小樽を出ると線路ぎりぎりに海が迫り,これもなかなかいい光景でした.
札幌に到着すると適当にぶらぶらし,スーパーおおぞらのグリーン車で帯広に移動.
本日の宿はカードキーの絵柄がスーパーおおぞらになっている某ホテルです.

12月26日
外に出ると猛烈に寒い.ここ数年は毎年冬に北海道に来ているがこれほどでなかったような.
(本日の最低気温は−18度とのこと)
今日は十勝バスの定期観光バス「冬の十勝フルコース」に乗る.
実は利用客は私1人でした(爆笑)そこである交渉をしました.
このバスは行程が終了するのは16時30分だが,今日は釧路泊の予定で
釧路行きのスーパーおおぞら7号が16時19分に帯広を出るのである.
私1人しかいないのなら適当に時間を詰めて,スーパーおおぞら7号に間に合うようにしてくれと.
結局これはOKとなり,おまけに最後はバスターミナルでなくホテル前にバスをつけてくれました.
バスは百年記念館・旧愛国駅・旧幸福駅・開拓村・ぬかないポニーファーム・池田ワイン城と巡り,
貸しきり状態なので,バスガイドさんとずっとおしゃべりしてました.
ポニーファームでの引き馬体験とスノーモービルにも,はまってしまいました.
最終的に15時45分頃にホテルに戻り,スーパーおおぞら7号で釧路に向かった.
なぜかここから釧路3連泊となる.

12月27日
今日は釧路湿原細岡展望台に行くことにした.
残念ながらこの時期は釧網本線にイベント列車の類は全然ない.
鈍行でJR釧路湿原駅で降りると,目の前に雪に埋もれた急な坂がある.
一応足跡はあるが,行く人がほとんどいないことは明白だった.
悪戦苦闘しながら大観望に到着し,しばらく湿原の雄大な光景を楽しむ.
ただし,あまり雪は多くなくて一面の雪景色という感じにはなっていない.
帰りがけにビジターセンターによって行き,適当に時間をつぶして,
緩やかな方の斜面を降りて釧路湿原駅に戻り,釧路に帰還.

12月28日
今日は念願の霧多布岬を訪問することにした.
まずはJR浜中駅に行き,そこから霧多布温泉行きのバスで終点まで行く.
ここからは必殺の徒歩戦術である(笑)
標識を見ると岬までは2.8キロとのこと.
しかし歩いていくと雪が降ってきた(実は傘も何も持っていなかった)
しかしここまで来たからには引き返すのはもったいないと30分ほど悪戦苦闘し
展望台に到着.なるほど断崖絶壁のすばらしい光景.
海の中にところどころ黒い点が見えるが,噂によるとアザラシか何からしい.
ついでに灯台まで行こうと目論む.
雪はますます強くなり,コートは濡れてきて,髪の毛は凍っている!
ヒーヒー言いながら灯台につくと,灯台よりも先にまだ道が続いている!
ええい,行けるとこまで行っちゃえとやけくそになりさらに進む.
途中は雪で滑りそうな細い道のすぐ脇が絶壁でマジで怖かった.
ここで滑って落ちても誰も気付かれずに私は死んでいくんだろうなと思いつつ.
ようやく再尖端まで到達し,帰路に着く.
帰りも難儀で,周囲の光景に変化はないし,歩道と車道が雪で区別がつかなくなり,
頭がボーとしてきて,何をしているのは分からなくなっている.
幸い途中で雪が小降りになってきて,気合を入れなおし,30分強で霧多布温泉に到着.
帰りは釧路行きのバスでホテルに生還した.

続く


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