2002/11/9(土)22:56 - 汽車旅 (男)
管理人様、皆様、こんばんは、汽車旅です。
旅レポも第6弾となりました。
釧路駅到着後、摩周行きに乗り換える。車内で発車を待っていると、後ろの席からパクパク
むしゃむしゃ、と聞こえる。振り向くと、ボンパパ君がお弁当を食べている。今朝、根室駅
で別れたはずなのに、ここで再会した。ボンパパ君は弁当を食べ終えると、すかさず2つ目
の弁当を取り出し、スーパーおおぞらのような速さで食べ尽くした。
発車間際に報道君が登場、薄クリーム色のパレットを水平に抱えている。パレットには「和商
市場」と書かれている。大きな魚でも買ったのだろうか?。真中のテーブル席に座る、向かいの
外国人夫婦が、けげんそうな顔をした。通路に三脚を立てて、パチリ、と自分を撮影。
列車が発車すると、報道君は日本酒をあおりはじめた。向かいの外国人夫婦は、とうとう席を
移動した。列車が釧路湿原駅に着くと、ボンパパ君が下車、帰りの紅葉ノロッコでまた再会する
かもしれない、と思った。
報道君の動きが気になり、景色を楽しむどころではない。席を立ち、前方に行くふりをして、
報道君を見ると、パレットの中には、かに、いくら、サーモンなどなど和商市場で買ったらしい
ものが詰まっており、それを肴に日本酒を飲んでいる。なにもこんなでかいパレットに入れて
こなくてもいいのに、満席だったらどうするつもりだったのだろう。などと考えてしまった。
列車は五十石に着き、私は列車を降りる。報道君も降りたらどうしよう、と思ったが、降りる
様子はなかった。でも、まだ油断はできない、となりの標茶で交換するノロッコで戻ってくる
かもしれない。
この駅は何年ぶりだろう。塘路で駅寝をしようと最終で降り立ったところ、ライダーや鉄など
5人もいた。もう寝るスペースが無い。ここで意気投合した女性ライダーの後ろに乗せてもらい
五十石駅で駅寝をしたのだ。
駅ノートに書き込みをしていると、紅葉ノロッコがやってきた。客車に運転席がついている1
号車に乗り込むと、車掌氏が「指定券は?」と聞く。良く見ると指定席と書いてある。
北フリを見せ、「指定券無いんですけど」と言うと、「好きなところに座ってください」。と
言われたので、お約束どおり一番前に陣取った。シラルトロ湖には白鳥がいる。阿寒富士も
良く見える。肝心の紅葉は・・・・この列車は落葉ノロッコ号です・・・・と言いたくなった。
釧路湿原駅で、予想通りボンパパ君を乗せたノロッコは、定刻に釧路駅に到着した。報道君は
乗っていなかったようだ。
念願のSおおぞらのG車に乗り込む。席に座り、まず、レッグレストを上げてみる。ふくらはぎ
にかすったところで止まった。故障?、もうこれ以上あがらないみたいだ。空いている他の席
で試してみても、これ以上はあがらないみたいだ。足の長い(笑)私には、役立たずのレッグレ
ストになってしまった。
発車間際にボンパパ君が乗ってきた。私の前の席に座り、また何か食べ始めた。
Sおおぞらは、ものすごいスピードで走り帯広に到着、ボンパパ君が下車、前の席には他の人が
乗ってきた。もしかしてボンパパ君、豚丼を食べ、次のSとかちに乗ってくるのか、そうすれば
また、彼と遭遇する、と思った。
新得に到着し下車する。まずはえきそば、と店に行くと明かりが消えている。もう閉店か?、
なにか張り紙がしてある。「本日都合により、臨時休業」・・・休業?せっかくこのために
ここまできたのにー。
気を取り直し、改札氏に新得そばを食べれる店を聞く。駅前に2軒あるというので、そのうちの
1軒に入る。ざるそばを注文する。5分、8分、10分、遅い、まさか注文受けてから打っている?
ようやく出てきたそばを急いで食べる。腰が強くけっこういける。つゆの味がいまいちかなあ。
店をでると、次のSとかちまで50分しかない。新得温泉に行っている時間は無いようだ。
しかたなく、駅前銭湯に入る。ここは、トムラウシ温泉からお湯を運んでいるらしい。一応温泉。
さっぱりとし、駅へ戻りSとかちに乗る。ボンパパ君は・・・・乗っていないようだ。
列車は、定刻に札幌に到着、改札内待合でTVを見たあと、今宵の宿、ホテルオホーツクにチェック
インするため、ホームに上がる。指定されたベッドでベッドメイクをしていると、「いらっしゃいませ」
と、男の声、振り返ると車掌氏がいる。「どちらまでいかれますか?」と言うのできっぷを出そう
とすると、「きっぷはいいですから」と言う。おいおい、きっぷ見なくていいのか、とツッコミたく
なった。いままで何回も検札を受けてきたが「いらっしゃいませ」といわれたのは初めてだ。まあ
客商売としては当然の台詞なのだが・・・。
ホテルオホーツクは定刻に発車。岩見沢を出たところで眠りについた。
次回は、オホーツク、スーパー北斗に乗ります。
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