北斗星の家 掲示板 過去ログ
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【008218】 悔しいけど・・負けたナァ。
2006/8/14(月)06:58 - フク ()

こんにちは。久々の書き込みです。
1月に“メーテル”さんと共に途中で降ろされてしまって(顛末は“1月10日”で検索してね!)、北斗星で往復出来なかったのが「ストレスじゃぁぁぁ!」ということで、再び乗ってきました。(^^)

ところが・・・切符を買いに行ったら往路の切符が取れなかったのに「試しに聞いてみるか・・」という感じで<トワイライトEXP上り・ロイヤル>と用紙に書いてみたら、ナントそれだけが「一部屋あります」という返事が返ってきた。
「えっ!?(@_@)」一瞬たじろいだが、正に<瓢箪から駒>でこんな事でもないと滅多に乗れるものではナイと思い、即決して買ってしまいました!
「北斗星は、現代の銀河鉄道だナァ・・」と思っている北斗星派?の私としては、まぁ敵情視察?をしてくるか・・という感じでしたね。出発5日前になってようやく北斗星1号・ロイヤルもゲット出来たので、ちょっと焦ったけどまぁ良しとしよう。

北斗星・ロイヤルは以前1度だけ乗った事があったので勝手はわかっていたが、グランシャリオは今までで一番“ダサいタイプ”の車両だったので、内心ガックリだった。因みに最も素晴らしいのは<布製ランプシェードで、窓枠が“天然木”で造られているタイプ>のグランシャリオだと思う。あの落ち着いた質感はトワイライトに勝っているね〜。。カーテンはビロードだしね!

で、結論から言うと・・・「う〜ん・・悔しいけど、北斗星の負けだナァ・・」
とにかくトワイはシステムからクルーまで、出来が良かった。
まず、トワイではA寝台とB寝台がダイナープレアデス(食堂車)を境に完全に分断されていて、B寝台の乗客がA寝台には行けないようになっている。正確には[一切行く用事がないように]出来ているのだ。シャワー室やサロンはB寝台側にあり、A寝台の乗客は自由に通行できるが、B寝台側のドアには<準備中>の札がかけられ“やんわりと”通り抜けが拒まれているのだ。クルーもその認識で行動しており、応対が見事だった。出発して暫くは皆<車内探検>したがるのはわかっているので自由に通行させて、だいたいティータイムが終わる頃には乗客同士でさえA・Bどちらの乗客かがわかってしまうくらいなので、そのくらいから“通り抜け”に対して応対が微妙に変わってくる。そのサジ加減も見事だった。
車両の出来も素晴らしい。
北斗星と同じ時代に造られたのに、どうしてこんなに差ができるのか?・・という位、違うのだ。
A寝台は通路の窓にもすべてカーテンがあり、これが高級感を醸し出している。B寝台にはない。 A寝台はすべて自動ドアだけど、B寝台はすべて手動ドア。私は手動式も趣があって大好きだが、A・Bの分け方としては妥当なとこだと思う。
ロイヤルに関しては、部屋の広さは北斗星と同じなのに、トワイは1両に[ロイヤル4室とスイート1室]もあり、1編成あたり北斗星の2倍の部屋数がある(しかもスイート2室付き)。しかも北斗星のように<A・Bごった煮型>ではないので、通路も含めて雰囲気の統一感があるのだ。この差は大きいぞ〜!
ロイヤルの部屋に入ってまず驚くのは「窓がデカイ!」という事。北斗星のロイヤルよりずっと大きいのだ。
これはB寝台にもいえる事で、すべての車両で窓がドでかい!だからどの部屋も開放感がある。北斗星のツインDXのような“ネコののぞき窓”は全くない。あ、ロイヤルはスピーカーが“ステレオ”だった!!だから出発時のいい日旅立ち♪の音は良かった〜。北斗星のロイヤルはモノラル。
料理は完全にトワイの勝ち!価格の差は勿論あるけど、一流レストランが監修してるというのはマジのようで、あれならシェフも腕の振るいがいがあるだろうナ。しかも和食は食堂車では食べさせないので、給仕も含めて統一感があるのだ。
クルーに至っては、全員が一流ホテルで研修を受けているだけあって、接客がすべてにおいてJR社員というよりホテルマン&ホテルレディーに限りなく近く、本当に感心してしまった!チップをあげちゃいたいぞ!

渡辺満里奈似?の紅一点女性クルーに「ゆっくりお休みになれました?」と声をかけられたので「あと10時間乗っていてもいいのにな〜と思いますよ!」と言うと、「あたしも“お客さん”として乗っているなら、そう思うんですけどネ!・・うふふ〜」と、なかなか正直なお答えで◎!!(^-^)

さてここからが本題だが・・・JR東には寝台特急を良くしよう、育てようという気があるのだろうか・・?
「ロイヤルが取れない」という意見が多いのは今に始まった事ではなく、ロイヤル車両を新造しようともしなかった。1年目ならともかく、10年以上経っても食材を札幌でも載せて新鮮なものを提供しようとしないし、上りと下りでコースのメニューを変える事もしない。これではグランシャリオの利用者が減っていくのは避けられないし、シェフだって料理をしていてつまらないのでは??
さらに気がかりな事が・・・。
JR北海道では「とにもかくにも新幹線!」というキャンペーンを常にやっているみたいだが、その場合青函トンネルをもう一本掘る・・・という話は聞いていないので、そうなると今の上下2本の線路の内1本だけを新幹線規格にするのだろうか。新幹線と在来線が青函トンネルの中ですれ違う?本気で??

本家オリエント急行のようにイギリス側とフランス側で別車両を用意する・・なんて事をする?? 今までを考えると、JR東がそんな事をしてまで寝台特急を維持しようとするとは到底思えない。

なぁ〜んか先行きヤバそうな気配がそこはかとなく・・って感じがいっぱいなのです。
北斗星と寝台特急・北陸、どちらも私は好きでこれからも乗るけど、北斗星は『ロイヤル倍増』北陸は『料金値下げ(特にA寝台!)』しないと、通年利用客数が激減につき・・・という事になりかねないと思うのです。

とりあえずJR東は、中古でいいからJR西からトワイA寝台を購入して、北斗星色に塗って北斗星に増結して欲しいよ〜!
う〜、この際トワイ1編成を中古で買ってきて『トワイライト北斗星』として運行してもいいよ〜!
どちらにしても切符は【即完売】間違いなしだよ〜!! (^-^)v

(↑もう、なりふり構っていられないのだった(^^;)


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