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■北斗星の歴史

1988年3月13日
     24年の歳月を経て、本州と北海道を結ぶ、青函トンネルが開業しました。
     それに合わせて同区間を走る寝台特急として登場、愛称は「北斗星」。
     上野〜札幌間1214.9Km(営業キロ)を約16時間かけて走行する。
     当時、定期列車2往復、季節列車1往復で運転していました。
     定期列車の編成は、個室寝台の数こそ少ないものの、今とさほど変わっていないが
     季節列車はオールB寝台で運転していました。現在の「エルム」と同じ編成です。
1989年3月
     いままで季節列車として運転されていた(3・4号)が定期列車に格上げされ
     一日3往復の定期列車となりました。
1989年7月
     3・4号が定期列車となったが、シーズン時の輸送力拡大のため「エルム号」誕生
1992年1月
     JR東日本に夢空間車両が登場。「北斗星トマムスキー号」に連結された。
1998年2月
     北斗星1・2号のオール個室化。(1・11号車はBコンパート)
1999年7月
     JR東日本、新型寝台特急「カシオペア」を投入。オール2階建て客車ですべて個室。
     寝台はすべてA寝台2人用個室、食堂車・ラウンジカーも連結され全12両での運転となる。
     車内では、衛星放送・文字ニュース・列車位置の情報なども提供される。
     北斗星が一日3往復から2往復へ減少。1往復が臨時列車へ格下げとなる。
2007年3月
     青森駅工事のため、方向転換が函館のみとなる。上野発着時の向きが変わる
2008年3月
     青函トンネルの新幹線対応化工事により一日一往復に減便となる。

■北斗星ファミリー

北斗星         (上野〜札幌)
エルム         (上野〜札幌)
北斗星小樽       (上野〜小樽)
夢空間北斗星      (上野〜札幌)
北斗星トマムスキー   (横浜〜トマム)
北斗星トマムスキー   (新宿〜トマム)
北斗星トマムサホロ   (新宿〜トマム)
夢空間北海道      (上野〜札幌)
夢空間北海道札幌    (上野〜札幌)
夢空間北海道池田    (上野〜池田)
夢空間北海道トマム   (上野〜トマム)
夢空間北海道登別    (上野〜登別)
夢空間北海道函館    (上野〜函館)
夢空間北斗星トマムサホロ(上野〜新得)

■機関車と乗務員の交代

上野〜青森までは、交流・直流兼用の「EF81」
青森〜函館までは、青函トンネル専用の「ED79」
函館〜札幌までは、ディーゼルの「DD51(重連)」

運転士の交換は、2時間の走行という乗務規定によりこまめに行われる。
上野を出ると、宇都宮、郡山、仙台、盛岡、青森、函館、長万部で変わる。

車掌の交換は、担当のエリアごとで1回のみ。
上野〜青森はJR東日本、青森〜札幌はJR北海道の各車掌が乗務する。

■JR北海道内の駅は短い

北斗星の場合、北海道内で停車する駅では、乗車、降車に注意が必要です。
函館〜札幌間は、DD51の重連で運転するため、全14両編成になります。
そのため、列車がホームからはみだし、ドア開かないことがあります。
1.伊達紋別 ・・・ 後ろ1、2、3両がホームからはみだす。
2.東室蘭  ・・・ 後ろ1、2両がホームからはみだす。
3.苫小牧  ・・・ 後ろ1両がホームからはみだす。
4.札幌   ・・・ 後ろ1両がホームからはみだす。
           頭の機関車も、半分はみだすので、ホームで写真撮影する場合はヘッドマーク
           テールマークが全く見えませんので注意をして下さい。

■チケットの入手必勝法

1.正攻法

  1ヶ月前の指定券発売日に購入する方法。
  指定券は乗車日の1ヶ月前の10時に一斉に発売されます。

    情報1.7月1日などは、7月31日と8月1日の指定券が発売されるので、
        窓口が混み合い、入手しずらいようである。

    情報2.大きな駅の窓口は混んでいるので入手しずらい。
        小さな駅をねらう。(かといって小さすぎてもダメ)

    情報3.指定券の予約発券を行う駅をねらう。
        指定券申込書を10時前に預かり、10時と同時に順番に発券して
        くれる駅があるので、10時に行けない人にはねらい目。
        但し、自分の順番が遅いと悲劇となる。また、この手の駅では、
        10時ちょうどに窓口で申し込んでも、受け付けてくれない場合
        が多いので注意。順番待ちの最後になり、これもまた悲劇。

2.キャンセル待ち

  キャンセルが出るのをひたすら待つ方法。
  取れない場合もあるので、予定が立てずらいのが難点。

    情報1.旅行する場合など、宿の予約などが必要なため、先にB寝台や他の
        列車の指定券を購入しておき、万が一取れなかった場合にそなえる。
        その後、しつこく駅に通い、あきがあるか調べてもらう。
        運良く、あきがあった場合、先程の指定券で乗車変更をしてもらう。
        乗車変更とは、指定券の券種や乗車区間などを変更する手続きで、
        1回目は無料で行えるが、2回はできないので一度払い戻しする。
        払い戻し手数料は、2日前まで320円、それ以降は寝台料金の30%となる。

    情報2.キャンセルは乗車日の10日〜2日前によく出る。
        B寝台の空席情報を見ても分かるが、発売直後はすべて満席と
        なっていても、10日前位から徐々に空席ありに変わっていく。
        そして4日前〜2日前がキャンセルのピークとなる。
        ここが最大のねらい目。
        これは、旅行会社や個人が押さえていたチケットが不要になった場合に、
        手数料が安いこの時期にキャンセルする為である。

    情報3.駅にキャンセル待ちコーナーがある場合それを利用する。
        大きな駅にある、キャンセル待ちコーナーに申し込む。
        入手出来たときは、連絡がくる。駅に通えない人にオススメ。

3.コネを利用する

  JRや旅行会社にコネがある場合、それを利用する。

    情報1.JRのお偉いさんは、どんな入手困難なチケットでも入手できる
        (らしい? 私にはコネがないので本当かどうかは分からないが)

    情報2.大手旅行代理店に知人がいる場合、どんなチケットでも大抵入手できる?
        お盆休み直前になって、帰省の飛行機のチケットを入手できた。
        正攻法で入手出来なかった、北斗星の個室を3日後に入手できた。
        などなど、これらは本当の話。
        発売前なら、北斗星のロイヤルでも、簡単に入手出来そうな感じ?。


Last Update: 2008.03.08