はじめまして。2007年11月23〜25日の３連休で北海道に行って来ました。
出発前に、こちらのサイトでいろいろと下調べさせて頂いたり皆様のレポートを
参考にさせて頂いたりしまして。感謝の意を込めて私もレポートを残しておきます。

鉄道に理解を示さない「飛行機派」の妻は放置しまして（苦笑）、息子と２人で
「北斗星を絡めて移動するのが目的」の旅でした。２段ベッドタイプのツインDXを利用しました。
きっぷ発売翌日に窓口へ。カシオペアのツインも１室空いていたので、息子の希望が
あれば変更してもいいと思いましたが、そのまま北斗星で確定となりました。
帰りのはまなす、つがる、はやての指定席も同時に購入。
札幌市内での所用、観光以外での移動は以下のような行程になりました。

北斗星３号＞札幌
快速エアポート＞小樽＞札幌
急行はまなす＞青森
特急つがる２号＞八戸
新幹線はやて４号＞大宮

さて、私も寝台は昭和５０年代、２４系２４形の「ゆうづる」の３段のＢ寝台以来で、息子と
同じレベルで私も興奮状態。２５形ベースですからさすがに古さは感じますが、それでもツインDX
の広さ快適さには驚きつつ。ちらりと覗いてきましたが、デュエットでも充分快適そうですね。
ＴＶモニタやオーディオシステムはいらないですね（苦笑）。コンセントはずして携帯充電、
ノートPC電源に電源拝借しちゃいました。ゴメンナサイ。
ロビーカーはほぼ夜通し酒臭く賑わっており、Ｂ寝台の中年男性多人数連れ用の宴会場の
様相でした。１人、ほぼ一晩中ロビーカーに居たオジサン、夜が更ける前は他の行きずりの人と
談笑していたけど一人旅だったのかな。。ちょっと寂しそうにみえて気になったり。

郡山より関東側はよく利用して見慣れている風景でしたので、乗り込んで検札後、
私は息子を放置していきなり仮眠（笑）。福島あたりで目覚めて、あとは車窓の雪景色に
かぶりつき。青函トンネルでまた仮眠。朝、函館では進行方向が変わり機関車の付け替え作業を
見てからダッシュで自室に戻り、そのままグランシャリオで朝食。
食堂車から駒ヶ岳、大沼あたりをぐるっと回り込む風景を眺めましたが、これも絶品。
道南って本当にキレイですね。

この連休中の道東の海沿いは、みちのく路や道南より雪が少なく、荒涼とした感じがアリアリと
見えて、そこがまたグッときました。洞爺や登別の温泉地で降りてみたい衝動にもかられますが、
それはまた将来いずれかの機会に。。。

道央入りすると再び積雪量が多くなってきて、札幌付近からチラホラと降り出す中、無事到着。
札幌ではファイターズのパレードが行われておりました。急いで移動してみましたが、残念ながら
11時過ぎて札幌着でしたから、パレードはほぼ終わりで、帰りのお客さんの流れがすごかったです。
札幌は25年前、小学生の頃以来だったのですが、駅周辺の思い出は三越とテレビ塔のイメージ
ばかりが強かったのです。今回驚いたのはその発展ぶりですね。整然とした道路にスッキリと
詰まった建物の風景は、無計画に都市拡張してきた東京よりもスマートで未来的に見えました。
カッコイイ街だなあ、札幌。

普段は声だけでおつき合いしている仕事上のパートナーさんに挨拶、大好きな番組
「水曜どうでしょう」の聖地、南平岸のHTBにも詣でてスタンプを押し、大通りに戻ってから
札幌観光、夕方は小樽に移動し運河を巡って寿司をつまみました。
効率よく廻れば、スーパー銭湯やホテルの大きな風呂に入ることもできたはずなのですが、
いろいろとタイムロスして断念。緊急措置として、まんが喫茶でシャワー利用。。。
息子は初まんが喫茶で、それはそれで北斗星乗車並に興奮した模様（笑）。

ドタバタしながら、はまなすに乗車。
カーペットは取れませんでしたが、自由席も指定席もすいていて、函館から先はもう、みんな
勝手にシート回転させて足延ばし放題状態。逆に、前後に人がいた場合、指定席のほうが
不自由な状態に（苦笑）
私たちの後ろのオッサンがグワグワと爆睡してガンガンとシートを蹴ってくるので、車掌に
空いてる席に移動させてもらったのですが、こんどはシートが暑すぎて眠れない。
周囲のみんなもアチアチと言ってましたね。
でもなんだか疲れて車掌に言うまえに汗ばみながら朦朧としつつ時間が過ぎていきました。

早朝、青森からつがるに乗り継ぎ、八戸ではやてに。息子は新幹線も初体験。
息子曰く、「新幹線は速すぎるしトンネルが多くてつまらん」だそうで。。。

一気に帰宅せず、大宮で降りて鉄道博物館に寄りまして。40も近い男にはそろそろ限界。
息子がシミュレータ巡りしている最中、ミニ電車運転の整理券をゲットするため
２時間並ぶ。。。orz　これが決定打になって、私の体力は限りなくゼロへ。
今はオープン後なので混んでいるだけなのか、数年経ってもこの調子なのかワカリマセンが、
ミニ電車目当ての子供達が整理券なしのため泣きそうな顔で（一部は本当に泣きながら）
断念していく様子を見て、悲しくなりました。スタッフはよく対応してくれているのですが。。。

自宅にたどり着くと、そのまま倒れ込むように眠りました。
さて、切符ですが、どうしても札幌までは向かう予定だったので、３連休パスだけの
パターンよりも安くならないかと検討した結果、下の組み合わせで運賃部分の切符購入。

父：ぐるり北海道周遊パス／子：三連休パス＋別途道内の運賃

ツインDXなので、別途寝台特急料金はかかりました。
２人ならBデュエットを利用したほうが安いですし、Bソロ×２にして私の分は
周遊パスの適用範囲で利用したほうがもっと安くあがりますが、息子はまだ小学生だし
A2個室も体験したかったのでいいかな、と思ってます。
３連休パスは子供料金がうれしいですね。その小僧も来年から大人料金なので、
今後はそれぞれBソロで他にお金かけようかな。。。

ちなみに、北斗星、はまなす、つがる、はやて、ぐるり北海道、３連休パス、
道内子供運賃、道内分のはまなす特急/指定料金、という複雑な発券となり、
しかもカーペットは空いていないかとか、カシオペアの空席状態はどうかとか
聞きながらだったので、あまり慣れていない様子のお姉さんとマルスを
４０分も占有してしまいました。。。

息子にとっては初体験だらけ、40手前のオッサンは体力ゼロとなった、夜行列車
満喫目的の北海道旅行でした。
道東の温泉目的＋ぐるり北海道きっぷの期間フル活用を前提に、また北斗星に
乗りたいな、と思った次第です。

長々と失礼いたしましたー。

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