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【002608】 カシオペア展望スイート乗車記 総括
2006/3/2(木)21:40 - たそがれ特急 ()

え〜、今回は先日2月26日のカシオペア展望スイート乗車記の総括及び到着後から帰宅までの
足跡を書きたいと思います。カシオペアには運行開始後の1999年のお盆にツイン階上室乗車
以来実に7年ぶり2回目の乗車で悲願達成です(^^)


旅行が決まったのは乗車日の2日前、2月24日の事でした。夜7時半頃キャンセル待ちを
お願いしてあった旅行会社から電話があり「2月26日の御希望のカシオペア号のチケットが
お取り出来ました」と言われ喜び半分驚き半分の状態の中急遽渡道が決定しました。
あまりに急な話だったので結局カシオで渡道後はその日のうちに飛行機で戻るという行程が
決まり翌25日帰りの航空券とカシオのチケット、そして周遊きっぷを受け取りに行きました。

そして当日はのぞみ78号で上京し上野へ向かいます。その途中東京駅で武蔵川親方を見かけました。
さすがに想像を越えた巨体に驚きと同時に何となくその巨体に対して移動がしんどそうに
感じている様に見受けました。

15時20分位に13番ホームに行くと日曜日のせいか乗客やギャラリーで既に結構賑わってました。
ホームにはプラカードを持ったカメラマンもいました。どうやら“びゅう”企画商品
「カシオペア浪漫 スイート」利用者もいらっしゃる様です。すると20代のカップルが現れました。
おそらく新婚旅行なのでしょうね。特典である記念撮影をしてもらい車内に消えて行きました。
そして15時35分に推進運転で入線、しばらく待たされたあと乗車OKとなり早速今日の自分の
部屋である1号車1番展望室に行き荷物を置いた後テンキーを入力しドアをロックしてカマ等を撮影に
行きました。そうこうしているうちに程無く出発時刻がきてしまい、知人3名に見送られいよいよ
旅行開始です。

上野を出るとすぐに推進運転で回送されていく北斗星1号とすれ違いました。そして後方180度の
景色を楽しんでいるとウェルカムドリンクが運ばれてきました。続いて車掌さんによる検札、
今回は急な話だった為1人利用だったのですが車掌さんはその事について何も聞かれずに
立ち去って行きました。最早カシオペアの1人利用も珍しい事では無い様です(^^;

そして暫らくは上野で買い込んだチーズをツマミに後方に去り行く景色を眺めながら
ウェルカムドリンクを頂きます。ただこの日はあいにくの雨模様、その上2月末と
言う事もあり17時半も過ぎる頃になるともう既に外は暗くなってしまったのが残念です。
後は21時位まで闇夜に過ぎ去る対向列車を眺めながらワイン、ウィスキーと夕食の駅弁を
いただきました。
また途中宇都宮を出たあたりで中座して12号車ラウンジカーまで車内探索に行って来ました。
乗車中の旅レポにも書きましたがこの日は結構な乗車率だった様です。

21時も過ぎた頃、ちょっとしたトラブルがありました。
そろそろパブタイムに行く前にシャワーを浴びようとしたのですが、何と水しか出ません。
車掌さんを呼んできて調べてもらうと2分程したころようやくお湯が出てきました。
話によると間があくとお湯が出るまで暫らく時間がかかるとの事ですが
18分しか使えない内の2分を待ち時間として捨てるとなると朝晩2回で14分しかお湯が
使えないことになります。これでは複数人で使用するとお湯が足りなくなる可能性があります。
北斗星やトワイではいつでも精々10〜15秒もすればお湯が出てくるので早急に解決して欲しい
問題だと車掌さんには告げておきました。

何とかシャワーを浴びた後パブタイムに向かいます。しかし待っていたのは私と老夫婦1組の
3名だけ、少々拍子抜けです。結局この日はあと20代のカップルと50代前後と20代の母娘の
計7名の利用しかありませんでした。おかげでゆったりとはしてましたが。
私は最初から最後まで居てイタリアンハンバーグセットとクラシック2杯とファジーネーブルを
いただいてダイニングカーを後にしました。

パブタイムから戻った後は横になって休み0:45くらいに起きて北斗星2号とのすれ違いを確認です。
定刻なら0:58頃すれ違いですがこの日は1:05頃のすれ違いでした。どうやら2号が10分少々
遅れてるみたいです。その後再び休んで次は1:40頃起きました。そして青森到着時
の機関車交換の見学です。青森入線時に退避線にスタンばってるED79や4号を引いて
上野に向かうレインボー機を確認、機関車交換作業も無事見届けた迄はいいのですが
いつまでたっても出発前に入線してくる北斗星4号が着ません。そして4号を待つ事無く
こちらは定時に出発、そして北斗星1号入線と入れ違いに青森を後にし海峡線に進入して行きました。
そして約15分後の2:17、中沢で運転停車している約40分遅れの4号を確認して眠りにつきました。

翌朝(と言っても2時間も経ってませんが)4時に起床、列車は定時に走っていて間もなく函館、
とりあえず着替えて函館で機関車交換の撮影、外は雪が降っておりかなり寒かったです。
ここでも1号の入線を見届けて再び眠りにつきました。そして6時頃目を覚ますとそこには
信じられない世界が、何と外は吹雪で中央部のガラス1面に雪がへばりついており視界0の
状態でした。何とか側窓から外を見て何処を走ってるのか確認しましたが『これでは
何の為の展望スイート何だよ〜』と自分でツッコミを入れてしまいました(苦笑)
とは言っても仕方が無いのでモーニングシャワーを浴びる事にします。
そして髪を乾かし20分程して外を見ると見る見る天気は回復しており窓にへばりついていた
雪はすっかり解けて無くなっておりました。そしてその後は食堂車に朝食をとりにも行かず
ずっと札幌まで北海道の後方展望を最後まで楽しんでました。
札幌到着前にはいつもの様に旅の終焉の寂しさを感じつつ、今度はメゾネットか再び
展望スイートで北の大地に来たい思いました。でもあと夢空間のESとステラにも
乗りたいが次回は何時の日か・・・
とは言えこれでトワイとカシオの両下り展望スイートを乗り比べるという機会に恵まれた事は
非常に幸運だったと思います。もちろんどちらに優劣をつけると言う事はできませんが・・・

カシオ下車後の総括はまた別の稿で書きたいと思います


それでは失礼致します


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