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【002545】 欧州旅行記Part1 アルテシアナイト&チザルピーノ
2006/1/7(土)07:07 - とらん・ぶるぅ☆ ()

皆様こんにちわ。今チューリヒにいます。
ホテルのLANからの書き込みです。

さて、今回も欧州乗り鉄旅行ですが、まずは
パリからミラノへの移動に使ったアルテシアナイト スタンダール号、
昼行ですがミラノからチューリヒのチザルピーノのレポです。

アルテシアナイトはパリの主要駅発着とは違い、南東線のTGVの発着する
リヨン駅から地下鉄で1駅行ったところに有るベルシー駅から発着します。
ベルシー駅ではホームの端にレセプションが有るのでアルテシアナイトの
出発ホームはすぐ分かります。編成は詳しく調べませんでしたが、
イタリア鉄道の寝台車とクシェット、食堂車、フランス国鉄のクシェットの
混結でフランス国鉄の車輌の塗装が変わっているようでした。
ドイツ鉄道の旧塗装に似たような白に赤帯です。

入り口でチケットを車掌に渡し、ベッドを確認して自分の部屋に行きました。
車輌はT2S型寝台車です。部屋の奥に戸棚があり、
中に小さなミネラルウォーターのパックと、
便座の敷物、タオル(ワゴン・リ社ロゴ)が入っています。
他に車掌からサービスが有りました。
室内にも洗面台は有りますが、とても飲めたもんじゃ有りません。
車掌にパスポートを預けたあと食堂車へ移動しました。

今回はパスタはボロネーゼとトマトから、メインはビーフとポークからの選択でした。
やはり大皿からの取り分けです。パスタはボロネーゼにしましたが、
トマトのパスタが余っているとのことでお代わりもらっちゃいました。
どちらも茹で加減もアルデンテでいい感じで、こってりとしたボロネーゼと
トマトの酸味の効いたトマトパスタどちらも美味しかったです。
最後はケーキとフルーツで締めでしたが、ケーキはアップルタルトと
チョコレートケーキ(間にチョコがはさまっています)の選択でアップルタルトに
しました。これも甘さは程よくシナモンが効いていて美味しかったです。
食事が終わった頃には既に23時前、ベッドメーキングもなされて居り、
すぐに就寝しました。今回の列車、シャワーは無しです。
エクセルシオールが取れなかったのはどうも不連結のためのようです。

6時頃に目を覚ますと列車は停車していました。程なくして朝食と切符と
パスポートを持って車掌がやってきましたが、既にミラノ中央駅に着いたとのこと、
まだ1時間はとまっているのでゆっくりしていていいとの話でしたが
列車が動き出してしまいました・・・ミラノ到着時は後ろに付いていた
ヴェネチア行きの編成を切り離したためのようです。
ミラノ駅に降りたときには、自分が乗っていた車輌が最後尾で5両編成でした。

ミラノからは今度はチザルピーノ社が運行するチザルピーノ号でチューリヒ行きです。
ミラノ駅を出たところのカーブで早速ぐらりと傾くのが分かります。
電車なのですが、ほとんどモーター音は客室には聞こえてきません。
出発した頃にはすっかり暗くなっていました。
ユーレイルパス利用のため一等車でしたが、電球色の室内灯でいい雰囲気です。
また、各ボックスの窓際にはノートPC用の電源コンセントがありました。

今日の食事もまたもや食堂車です。食堂車へ発車後すぐに行ってみると、
ディナーは19時開始とのこと。予約を先に入れて席に戻りました。
40分ほどで国境の街Chiassoに到着。
隣を見ると、SBBスイス連邦鉄道の客車がRe4/4II型電気機関車を
先頭に停車していました。今回は夕方の便でしたがもしほかの人にお勧めする
としたら風光明媚なところを通過するので午前中の便をお勧めします。
速度は暗くてよく分かりませんが、カーブにさしかかると振子で車体を傾けても
まだ遠心力がカーブの間ずっと残っているくらいでした。

19時少し前に食堂車へ移動しました。客は自分も含めて4組のみ、
うちディナー利用は3組でした。
ディナーの構成はアルテシアナイトの時と同じで、
パスタ2種類からの選択と、メイン2種類からの選択。最後にデザートです。
パスタはペスト(バジリコ、にんにく、オリーブのソース)と、トマトから、
メインはどちらも牛肉で片方はオリーブで、もう一方はトマト味のソテーでした。
パスタはペスト、メインはオリーブにしました。というのも
トマトパスタとトマト味の牛肉のソテーは昨日のアルテシアナイトと
メニューは同じだったからです。人数が少ないだけあって大皿取り分けではなく、
一人一人皿に盛ってサービスする方式でした。パスタはメニューは同じでしたが、
他の客の皿を見ると使ってるパスタがアルテシアで使っていた物とは別でした。
デザートのケーキもアルテシアナイトと同じでチョコレートとアップルケーキからの
選択で、今度はチョコレートケーキにしました。チョコレートの層が
チョコそのままで甘さはくどくないのですが味は濃厚です。
20:30頃にディナー終了。もう終点チューリヒは残すところ1時間でした。

旅レポというより食堂車レポになってしまいましたが、
長文投稿失礼しました。


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