はじめまして！HEAT281と申します。今週末（金曜夜出発）の北斗星３号で札幌へ行って
きました。ぐるり北海道きっぷ使用です。その旅でとんでもない…というか貴重な経験をした
のでレポートします。

私が乗ったのはB寝台で、個室は満室でしたがＢ寝台はまだまだ余裕ありといった感じでした。
ロビーカーは発車早々に酒盛りを楽しむ人で満員御礼ですね（笑） 意に反してシャワー室は
まだまだ余裕があった（夜８時の段階）ようです。私も希望の時間に使えましたし。ちなみに
シャワー室は時間より少し早めに来ても使えるのではないでしょうか？現に、私の前の時間帯
に使った人は早々に使い終えたようですし、なんとなく気ぜわしいのでサッサと済ませようと
しますしね（笑）

あと、深夜の仙台からロイヤルに乗ってきた人もいました。考えてみれば仙台からでも半日
近くあるんですよね。丁度お月夜だったので、東北本線ではムーンライトを浴びながらの走行
でした。夜中に目を覚ました金田一温泉（２：52頃）でも、雨脚は激しいもののＥＦ81の走りは
快調でした。

トラブルが起きたのは青森発車後でした。青森運転所の横を通りながら、なんとなく足取りが
鈍っているのに気づきました。かなり風雨が強くなっており、その日の朝見た天気図を思い出し
「強烈な低気圧で抑止食らうかもな…」と思っていると、案の定少し先の信号場で停止してしまい
動かなくなりました。私は眠いのでそのまま横になっていましたが（笑）

朝６時、放送再開と同時に車掌から説明がありました。この先の郷沢付近で倒木により送電が
ストップしてしまい、また強風の為津軽海峡線が通行止になっていること。更に客車自体の電源は
確保されるので大丈夫というフォローもありました。正直焦りましたね。下手すると行く事も帰る
事も出来なくなりますから…。風がビュンビュン吹きつけて車体がグサグサ揺れていましたが、
すぐ側に防風板があったので心配はしていませんでしたけど、枯れ草の平原にビュンビュン風が
吹き付ける光景は結構恐かったですよ（＾＾；）

でも、他の皆さんは結構前向きな考えで「とりあえず食堂車で朝飯！」といった感じでした。
勿論「食べ終わったら寝る！」ってな具合に…。無線で連絡を取り合っていた車掌が15分に１回
ほど状況を放送してくれたのも良かったです。食堂車で朝食を取っている間に状況も好転して
きました。津軽海峡線は規制があるものの運転再開した事、倒木を伐採すればすぐに修理に
取り掛かれる事…。弱気な私もだんだん勇気づけられました。

結局倒木を伐採したすぐ後、８時42分に運転再開しました。しかしもう札幌着が大幅に遅れる
事は間違いないので、状況を見て函館からスーパー北斗９号に乗り換える事にしました。車掌さんに
相談したところ、「途中で追い抜かれるのは間違いないが、30分ほどしか変わらない」との意見
でしたが、少しでも早く着きたかったので…（実際は長万部で追い抜きました）。

その夜には無事札幌のホテルで雪を眺めていました。スーパー宗谷の試乗も出来ましたしね。
これほど判断力を問われる？旅も無かったですがいい思い出になりました。名前を忘れてしまった
のが残念ですが、あれこれ親身になってくれたＪＲ北海道の車掌さんには本当に感謝しています。

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