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【001611】 「トワイライトエクスプレス」乗車レポ(8/14〜8/15)・そのI(最終回)
2003/9/23(火)11:41 - 無加川のニジマス ()

 登別駅を発車してから、再び自分の寝台に戻った頃、短いトン
ネルを抜けると、虎杖浜駅付近からは、進行方向右側の車窓から
見える広大な太平洋の景色に酔いしれていましたが、やがて、有
名な大きいアイヌコタンのある白老駅を通過すると、左側の車窓
に、支笏湖の近くにある樽前山という活火山が見えてくるように
なり、社台駅付近に近付くと、競走馬の牧場である社台ファーム
が目の前に広がっていました。そろそろ、勇払原野へと入ってい
くのです。そして、前方に製紙工場の赤い煙突が見えてくるよう
になり、苫小牧の町が近付いてきました。再度、1号車の乗降口
デッキに戻る途中で、苫小牧駅で下車してから、フェリーで北海
道入りする友人たちと合流するOさんと彼氏にお別れの挨拶をし
て、1号車の乗降口デッキに戻った直後の午前8時4分、定刻通
りに、苫小牧駅に到着しました。ここで、今度は、1号車のスイ
ートとテールサインを撮影しようとホームに降りましたが、1分
間の停車とあっては、撮影のタイミングが上手くいかず、またも
慌てて車内へと戻りました。午前8時5分に苫小牧駅を発車し、
苫小牧貨物駅などの長い引込線を、進行方向右側の車窓に見なが
ら走り続けているると、間もなく、沼ノ端駅を通過しました。ち
なみに、室蘭本線の沼ノ端駅から社台駅付近までの区間は、日本
一の直線区間の鉄道路線だそうです。そして、沼ノ端駅の構内で
ポイントを渡って千歳線の線路に入り、しばらく室蘭本線の線路
と並行して走り続けると、やがて、ウトナイ湖にも近い勇払原野
の真ん中付近で、追分・岩見沢方面へと向かう室蘭本線の上を高
架橋と築堤で越え、道央地区の最大の動脈である千歳線を、札幌
方面へと走るようになります。勇払原野を北上すると、やがて、
左側の車窓に、新千歳空港を発着する旅客機の姿が見えるように
なり、ほどなく、定刻通りの午前8時24分に、新千歳空港線(通
称)と石勝線の分岐・合流駅である南千歳駅に到着しました。今
度こそは、1号車のスイートとテールサインを撮影しようという
ことで、再びホームに降り、何とか撮影に成功して車内に戻りま
した。この南千歳駅では、石勝線(新得・帯広・釧路)方面行き
の特急「スーパーおおぞら3号」に乗り換えるお客さんが、数名
は降りていきました。午前8時25分に南千歳駅を発車すると、今
までよりも少し速度を落として、千歳市の市街地を高架で走り抜
けるようになります。この先の区間では、「トワイライト」での
旅の余韻を味わうかのように、ゆっくりとした速度となり、時に
は、停車してしまうのではないかと思われるほどの速度で、終着
駅・札幌駅を目指してのラストスパートとなります。勇払原野付
近からは、雲の切れ間から夏の太陽の光が眩しく輝く青空が広が
り始め、昨日の大雨模様だった日本海側の天気がウソだったよう
な良い天気となりました。恵庭駅、西の里信号場、北広島駅と、
ゆっくりとした速度で通過し、上野幌駅付近では、右側の車窓に
野幌森林公園の原生林が広がっていました。この上野幌駅付近か
ら、札幌市内に入っていき、「トワイライト」の旅も最終段階へ
と突入するのです。新札幌駅を通過すると、周辺には厚別の新都
心の市街地が広がります。そのまま、高架を走り、平和駅を通過
すると、前方に函館本線が高架で寄り添ってきます。そして、左
側の車窓には、たくさんのコンテナ貨車が停車して荷役を行なっ
ている札幌貨物ターミナル駅の広大な敷地が広がっています。私
は、南千歳駅を発車した直後に、全ての荷物を持って、サロンカ
ーに移動し、札幌駅到着までの時間を過ごしていました。
 札幌貨物ターミナル駅の広大な敷地が途切れて間もなく、白石
駅を通過すると、豊平川を鉄橋で渡ります。遠方には、藻岩山な
どの山々の景色も、札幌の市街地のビル群の谷間から見えるよう
になってきました。白石駅を通過すると、車掌さんによる最後の
車内放送が流れ、「大阪を出発して21時間7分。途中、琵琶湖、
立山連峰、夕日の日本海、青函トンネル、朝の北海道の雄大な景
色を見ながらの『トワイライトエクスプレス』の旅は、いかがで
したでしようか」で始まり、札幌駅からの乗り換え列車の案内の
後、「またのご乗車を、心からお待ちしています」という言葉で
締めくくられていました。近くに苗穂運転所と苗穂工場(C62−
3号機が構内の引込線で静態保存されています)、また、サッポ
ロビール園がある苗穂駅を通過すると、高架上を走り、やがて、
札幌駅構内から伸びる引上げ線が見えてきた頃、山口百恵さんの
「いい日旅立ち」の2番目の歌詞に合わせて、女性の声で、「本
日は、『トワイライトエクスプレス』にご乗車下さいまして、ま
ことにありがとうございました。約21時間の旅は、いかがでした
でしょうか。間もなく、終着・札幌駅に到着します・・・・・」
という自動放送が流れてきました。そして、左側の車窓に、今年
の春にオープンしたJR札幌タワーが見えてきました。何でも、
ここには、建設中に噴出した天然温泉を利用したスパ(大浴場)
やホテルまでもがあるそうです。こうして、JR札幌タワーを見
ながら、定刻通りの午前9時7分、寝台特急「トワイライトエク
スプレス」は、始発駅である大阪駅からは21時間7分、私が乗車
した富山駅からでも16時間28分の長旅を終えて、終着駅・札幌駅
の5番線ホームに到着し、静かに停車しました。5番線ホームに
降りるや、私は、前夜、Oさんたちとともにサロンカーで親しく
なった、札幌の親戚の方の家を訪ねるのと合わせて、札幌周辺へ
の旅行に行くという大阪の中年の女性の方と一緒に、1号車のス
イート付近にて、お互いに記念撮影をし合ってから、札幌運転所
へと回送される「トワイライト」を見送りました。回送の「トワ
イライト」が発車してから数分後の午前9時20分、同じ5番線ホ
ームに、今度は、上野駅からの寝台特急「北斗星1号」が到着し
ました。私は、この「北斗星1号」を撮影してから、目的地の留
辺蘂駅に向かうために乗車する、午前9時41分発の特急「オホー
ツク3号」が発車する10番線ホームへと向かったのでした。

 以上で、私の「トワイライトエクスプレス」乗車レポ(8/14
〜8/15)を終わらせていただきます。ここまでお付き合い下さ
いまして、ありがとうございました。


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