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【001554】 東北旅行(前編)
2003/8/26(火)21:38 - サロン・デュ・ノール ()

管理人様,みなさん,こんばんは.
8月19日から26日まで東北を中心に巡ってきました.
なぜ北海道に行かないか御存知の常連さんも4名ほどいらっしゃるかと思いますが(謎)
ともかくレポートをしたいと思います.

19日の寝台特急あけぼので出発しました.
久しぶりにこの列車に乗りますが,この列車のシングルデラックスもなかなかのものです.
正午ジャストに出発する寝台特急も味がありますが,
夜遅くに出発する寝台特急も独特の旅立ちの感慨があります.
ところで,この車両には仕事で撮影をしているらしきグループが乗車していて,
ちょっと騒がしかったもののまずまずの夜行の旅が楽しめました.

20日は秋田から乗車してきた車内販売嬢から弁当を購入してまず朝食を取りました.
今回は終点青森まで乗り通すことは断念して弘前で下車しました.
弘前からバスで嶽温泉に行き,ここから岩木山スカイラインのシャトルバスで
岩木山の8合目まで行き,さらにリフトで9合目付近まで登っていきました.
ここから10分で鳥海山噴火口,30分で岩木山山頂ですが,
岩木山のほうはガスがかかり見晴らしが悪そうだったので鳥海山に行きました.
しかしこちらはかなり急な上り坂でほとんど獣道のような状態でした.
草木を掻き分けながら進んでいきましたが,(多分)途中で引き返してきました.
岩木山を断念したので予定より2時間ほど早く嶽温泉に戻ってきましたが,
弘前駅行きのバスの時間を10分勘違いしていたため何と乗り遅れてしまいました.
しかも次のバスは2時間後で,タクシーもいないし他の交通手段も全然ない!
陸の孤島にいるような気分になりましたが,暇つぶしにのんびり歩くことにしました.
結局約1時間歩いたときにタクシーと遭遇したので拾って何とか弘前駅に着きました.
この日の宿は駅前の某ホテルですが,部屋からはちょうど弘前駅のホームが見えました.
夜にくつろいでいると,あるとき甲高い汽笛の音が聞こえました.
時計を見ると22時10分過ぎ,もしやと思ってホームを眺めると
ちょうど大阪行きトワイライトエクスプレスがゆっくりと弘前駅を発車するところでした.
車内ではおやすみ放送が流れ,パブタイムの営業が終わる時間帯です.
いいなあ,乗りたいなあ,と思いながら眺めていました.

21日は普通列車で弘前から大館を経由して花輪線の八幡平駅に行き,
ここからバスで八幡平頂上に行ってきました.
実は八幡平に行くのは初めてですが,広々として壮大な光景ですね.
ミニ北海道といった感じでなかなか感動的でした.
残念なのは30分ほど遊歩道を歩いた先の八幡平頂上の見晴らしが良くないことです.
むしろ駐車場の方が展望が良いくらいなので登った甲斐がないですね.
帰りはほぼ逆のルートで弘前に戻り,つがる74号で八戸に行きました.
しかしこの列車はガラガラの状態で,6号車の半室グリーン・半室指定席車両は私一人,
5号車は利用者なし,4号車は利用者1名だったようです.
編成全体でも2,30名の利用客しかいなかったようで….
八戸駅到着後はタクシーでホテルに行きましたが,
八戸市は八戸駅よりも本八戸駅のほうが中心ということをホテルに着いて初めて知りました.

22日はまず本八戸駅に行き,ここから八戸線で久慈駅に行きました.
最初は通学の高校生がたくさん乗っていましたが,すぐにがらがらになりました.
八戸線はまだタブレット交換方式で運行していたので,
駅に到着したときのタブレット交換を興味深く眺めていました.
久慈駅からは三陸鉄道・北リアス線のレトロ調列車・サーモン号に乗車しました.
発車時刻が近くなるとツアー客が押し寄せて,2両の列車はほぼ満席で発車しました.
茶色の車体・凝った内装となかなかお勧めの列車です.
残念なのはトンネルが多くてリアス式海岸はあまり堪能できないことですね.
北山崎が近い普代駅でツアー客は降りていき,乗客は一気に5名ほどに激減しました.
やがて列車は終点・宮古駅に到着.磯の匂いがします.
ホテルにチェックインするにはまだ時間が早いので,
浄土ヶ浜に行って観光船に乗ったり,奥浄土ヶ浜まで散策して時間をつぶしました.


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