北斗星の家 旅レポ掲示板 過去ログ
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【001391】 ぐるり東日本 突発旅行
2003/6/29(日)21:59 - とらん・ぶるぅ☆ ()

週末、「あけぼの」・「スーパー白鳥」・「はやて」で
東日本を一回りしてきました。

上野→(大館)→青森
青森へは寝台特急「あけぼの」のシングルデラックスで行くことにしました。
「あけぼの」にはシャワールームの設備は無く、この時期はそれはちょっと辛いので、
乗り込む前に銭湯の物色です。上野駅からも、駅からちょっと離れると、
池之端温泉(ホテル専用?)、六龍鉱泉などがあるのですが、駅まで歩くまでに
また汗ばむのも嫌なので、隣の御徒町駅徒歩5分の所の燕湯で一風呂浴びてきました。
ただし、燕湯は20時までなので、結局上野で時間をつぶすことに。(^^;

実は今回の旅行、突発的に思いついたもので、あけぼののA個室も
当日に取ったものだったりします。
ただ、検札の時には車掌のドアノックの音がいくつも聞こえてきたので、
部屋の方は埋まっているようです。突発的にもとれて、
程よく埋まっている、これくらいが丁度いいのかもしれませんね。
ちなみにお隣のゴロンとシートはざっと数えて20人ちょっとでした。

あけぼのは発車が遅いこともあって、発車時の放送が即お休み放送になります。
ベッドもすぐに寝られるようベッドメークの終わった状態で入線してきます。
私はしばらく起きているつもりだったので、まずベッドをソファ状態に転換しました。
通路側20cmほどは動かないのでその部分のシーツを少しだけはがし、
まくらと毛布をそこへ寄せた後、ベッドを持ち上げるだけで転換します。
通路側足元には足乗せ台がしまってあるので、それを引っ張り出して、
ソファで靴を脱いで足を伸ばせます。

室内にいるうちに気になったのは、補助ベッドがどうなっているかどうかです。
使用はしませんでしたが、ちょっと引っ張り出してみました。
引き出すときに外すロックの解除にちょっとコツが要ります。
ベッド本体を壁に少し押しつけながらレバーをひかないと、ロックが外れないんです。
2段ベッドにするとツインデラックスに比べ部屋が狭い分、
圧迫感がありますが座るには支障ないですし、上のベッドも十分広いですね。
リネン類は、畳んだベッドと壁の間にはさまってます。
上段用のオーディオコントロールパネルと読書灯もついてました。

前橋を過ぎたあたりで就寝し、起きたのは秋田到着前、
程なくしておはよう放送がありました。
外はあいにくの曇り、少し小雨のぱらつくところも有ったようです。
ですが、車窓一面に水田が広がる様子が、さすが米どころですね。
天気がよければ緑一面の田植えの終わった水田がきれいだったでしょう。

大館駅では、朝食に大館駅弁の鶏めし弁当を購入しました。
前日までに予約をしておくと、列車が到着したときに
出入り口まで持ってきてくれるんです。
詳細は大館駅花善HPで→ http://www.hanazen.co.jp/
持ってみると、まだほんのり暖かく、出来て間もない状態。
蓋を開けるとふわーっと室内に醤油と牛蒡の香りが漂います。
甘口に炊かれた御飯に、歯触りのしっかりした鶏肉がおいしいです。
朝早かったせいか、それとも季節柄持ち帰りを考慮してか、
卵がほぐしたゆで卵ではなくいたみにくい錦糸卵になっていました。

青森駅では、小雨がぱらついていましたが、乗り換えに1時間ほど
間があったので、ちょっと駅前を散歩してきました。
そう遠くに行けるわけでもないので、八甲田丸をちょっと外から眺めて、
橋脚のたもとから上れる展望台に上がったくらいです。

青森→(八戸)→一戸
青森からはスーパー白鳥14号、車両はJR北海道の789系新型電車。
こちらもゴージャスにグリーン車にしています。
乗り込めば室内は革張りのリクライニングシートに木目調の壁、
スーパー宗谷を彷彿させ、車窓も山の中の原野を走るところもあり、
車内放送もJR北海道の物そのものなので、気分だけは北海道。
進行方向が青森から右に曲がる方だったら、もっとよかったのですが。(^^;

八戸駅では駅弁を購入。在来線側に売店が無かったので、
新幹線コンコース側に入れてもらいました。
お弁当は「まるごと倉石村」、夕飯用にお持ち帰りです。
さっき食べたばかりなのですが、網焼きや山芋と煮込みにしてある
牛肉が柔らかくて、とても美味しかったですよ。
付合せのりんごジュースがもう少し欲しかったところです。

八戸から一戸までは、第三セクター区間。
車両は青い森鉄道の車両ですが、JR東日本の物と形は同じ。
車内は向かい合わせ座席があります。
お客さんは20-30人くらいは居たようで、三戸駅あたりで
おおきな入れ替わりがありました。
八戸をでると山の方へ上っていき、街や水田がだんだん森や山に変わっていきます。
鉄橋を渡るときに眼下に見える川や地形も厳しい物になっていきます。
途中から、IGRか青い森か不明ですが、車掌業務も兼ねた
女性の客室案内員が2人乗車。車内を時々巡回していました、2両編成ですけど。
青い森-IGR境界駅の目時を過ぎる頃には天気も晴れてきました。

一戸でお弁当を購入。そのまま昼食にしました。
ここの「ロースカツ弁当」は、名前は平凡でパッケージも
余りパッとしませんが、中身は独特の醤油ダレにつけ込んだ
ソースカツ丼でしかもカツがかなり大きいのです。
出来立てのホカホカを、頂くことが出来ました。
(実はこの日は、ここまで来なくても品川駅の駅弁大会で、このお弁当が手に入ったらしいです。(^^;)

一戸→(二戸)→東京
IGRで一旦二戸駅まで行き、そこから新幹線で東京に戻りました。
乗ったのは、はやて222号、乗り継いで来たのは、いわて銀河鉄道・・・
宇宙は飛びませんが・・・分る人は年が分りますねぇ。
新幹線の発車まで少し時間があったので、駅に併設した
カシオペア連邦 なにゃーと に併設された展望台に行ってみました。
ほら、ナントヤラは高い所が云々って言いますし。(笑

展望台はタワー状になった建物の、11階に相当するようで、
山の中の盆地に広がる街の様子や駅周辺の様子が一望に出来ます。
展望台には1周回れるような順路が示して有りますが、
一部かなり狭くなっているところが有ります。
高い所が苦手な方は足元の視界にはご注意を。
真新しい巨大な駅舎が、街になじんで来るのはこれからなのでしょうか。
それにしても、カシオペア連邦とは、カシオペアは通過ですよね〜夜中だし、
という冗談はさておき、なにゃーと という謎のネーミングも含めて、
実際の由来はこちらをどうぞ。→http://www.nanyato.com/index.html

帰りのはやて222号もグリーン車をとっています。
出発日に取ったものですが、直前のインフォメーションボードでは満席の表示。
ですが仙台までは空きがある表示だったので、仙台から乗り込んで来るのでしょう。
乗り込むとき、両脇の8,10号車のお客さんは空気だけでした。
東北新幹線新規開業区間は今回初めてなのですが、ほとんどトンネルなのですね。
元々トンネルの多い東北新幹線ですが、更に輪をかけたよう。
トンネルを抜けたと思ったら、駅に到着、まさにそんな感じです。
到着は東京駅に18時前、やっぱり東京は暑いですね。


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