北斗星の家 旅レポ掲示板 過去ログ
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【001102】 流氷見物の旅〜イベント列車の出会いと別れ(爆)〜
2003/3/4(火)11:40 - 汽車旅 ()

管理人様、皆様、こんにちは、汽車旅です。
旅レポ第4弾、よろしくお付き合いください。

朝6時に一度目覚めるが、二度寝を決め込む。再び目覚めると、9時半になっている。天気は
悪そうだ。荷物をまとめ駅へと向かう。駅でお昼用の駅弁を物色する。今日はお座敷に乗るの
で、お座敷には幕の内と思い幕の内弁当を購入。快速しれとこに乗って北浜まで行こうと思い
車内に入るが、天気が悪く、北浜駅展望台からの眺めも期待できそうにないので、発車間際に
降りる。流氷ノロッコに始発から乗ることにする。立ち食いそばを朝食とし、ノロッコの入線
を待つ。入線してきたノロッコ号は、バーベキューカーまでついている。中で焼きイカでもや
るのか?だったら食わないと、と思い覗き込むと、ホットプレートは設置されていなかった。
ノロッコに乗り込み、指定された席に向かう。ラッキー!、ストーブの前だ。
ほぼ、満席の状態で発車した。奥に乗っている、オジ、オバ集団から二人のオジが大量のスルメ
を持ってやってきた。私の隣2席は空いていたので、「座って焼いてくださいよ」と声を掛ける。
「空いているのかい、悪いねー」と言いスルメを焼く。辺りはいい匂いに包まれた。オジ達は、
焼けたスルメを奥の仲間にどんどん持っていき、また新しいスルメを持ってきては焼く。
オジの一人が話し掛けてきた。
オ:「兄ちゃん、どっからきたの?」
私:「群馬の山ザルですよー」
オ:「兄ちゃんの大きさなら、サルでなく山熊だろー」
私:「熊だと撃たれるから、サルにしてんですよー」
オ:「群馬って東京のどの辺だい」
私、一瞬???と思ったが、「東京から100キロぐらい北に行ったところです」
オ:「へー、そうかい、それよりスルメ食うかい?」
私:「じゃあ、遠慮なくいただきます」
と、スルメをいただき、さらに発泡酒も勧められるままに飲んだ。さらにこのオジ
オ:「焼き鳥でも焼くかー」
私:「いいですねー、早速焼きましょう」
オ:「はははは、今日は焼き鳥無いんだー」
私:「来年、私が持ってきますよ」
オ:「来年?、そんなに生きているかわかんねーなー」
などと話ていると車掌氏がやってきた。
車:「お客さん、焼き鳥は焼かないでねー、煙がいっぱい出るから」
オ:「ははは、来年の話だ」
私:「焼肉は駄目ですかねー」
車:「んー、替えの網が無いからなー、駄目だねー」
など、非常に楽しいひと時を過ごしあっという間に知床斜里駅に到着した。オジが「また来年なー」
と言ったので「ちゃんと生きててねー」と答え、列車を降りた。
お座敷摩周はすでに入線しており、早速のりこむ。あれ!イメージと違う。お座敷といえば
遠い昔、旧客を改造したお座敷踊り子号に乗ったことがあるだけで、それをイメージしており
横になっていこう、と思っていたのだが、掘りごたつ式になっている。座ってみると足元が
暖かい。気が付くと、斜め前には昨日の流氷号の紳士が乗っている。その隣は青年、向かいは
母娘(母50、娘20ぐらい)通路をはさんで2人席には、頭がバーコード、紳士の後ろには、
背の高いがっちりした女性2人、なんか役者が揃った感じ(笑)
この列車、途中の緑駅まで車販が乗っている。さらに川湯温泉のPRということで、パンフと
お菓子を配っていた。
列車が動き出し、早速弁当を食べる。バーコさんは2つのコンビに弁当を交互に食べながら、
お茶とオロ○○ンCもどきを交互に飲んでいる。もしかして味覚障害?
紳士が母娘に切符の話をしている。紳士は北フリを持っているらしい。隣の青年も話に加わり
ディープな切符の話になっている。母は話を聞いているが、娘はソッポを向いている。やがて
娘は席を立ちどこかに行ってしまった。娘がいなくなると、紳士は話をやめ、今度は後ろの
大きな女性(巨大ちゃん)に話し掛けはじめた。通路側の巨大ちゃんAは「ちょっとトイレ」と
言い席を立ってしまった。残された巨大ちゃんBは、困ったような顔をしている。私がトイレ
に行くと、巨大ちゃんAが暖簾の隙間から車内の様子を窺っている。友情が壊れなければいいが・・・
紳士は嫌われているのに気づいたのか、話をやめおとなしくなった。それを見計らったように
娘と巨大ちゃんAが席に戻ってきた。紳士かと思ったのに〜、ただの助平おやじだった。
バーコさんは、弁当2つを食べ終えると、今度は落花生を食べ始めた。既に3本目のオロ○○ンC
もどきを飲み始めている。そんなに栄養取っても、髪の毛増えないよー、と思った。
列車が標茶に到着すると、ほとんどの乗客が降りた。
ホームと跨線橋でSLの入れ替えを眺めていると、おお、おたく発見、本物のおたくである。
白いトレーナー、黒いズボン、よれよれの紙袋、絵に描いたようなおたくだ。
SLに乗り込み指定された席に向かうと、巨大ちゃんABも同じ方に歩いている。相席だったら
いいな〜、と思ったが残念ながら少し離れた席だった。実は巨大ちゃん、結構美人である。
指定された通路側の席に座ると、女性3人組と相席になった。こちらの女性はק※?、である。
それでも一応話を聞くと、札幌から来た同じ職場の仲良し3人組だそうである。・・類は友を呼ぶ
とはよくいったものだ。しかも彼女らは私と同業である。さらに釧路で乗り換えの特急も同じ
である。「何号車ですか〜」と聞かれたので、嘘言ってもばれるので正直に「2号車」と答える。
「あ〜残念、私達4号車なの〜」内心ホッとした。
そういえば、本物おたくは?と思ったら、すぐ近くの席に座っている。別に写真を撮るわけで
もなく、紙袋を大事そうに抱えながら座っているだけである。
私が席を立つと、ק※?の女性が「どこ行くの〜」と言う。お前らと離れたいんだ、と言いた
かったが、「ちょっと一服」と言うと、「私も〜」と言い3人のうち2人もついてきた。
列車は、車掌氏の楽しい観光案内の放送も交え、釧路駅に到着。私は「じゃあね〜」と言い
逃げるように列車を降りた。
地下のショッピングセンターをしばらくうろついて時間を潰し、スーパーおおぞらに乗り込む。
日が落ちる前に、後方展望を楽しみ、G車の喫煙コーナーに行って一服しようと思い席を立った。
ん、待てよ、SLのק※?の女性は4号車って言ってたなあ、奴らもタバコ吸う、まさか
G車の喫煙コーナーで遭遇?、いかんいかん、と思い2号車デッキで一服。その後ק※?には
遭遇することなく、無事に札幌駅に到着した。巨大ちゃんABはどこに行ったのだろう。彼女らと
仲良くしたかったなあ〜、と思いながらタクシーに乗りホテルへと向かった。

この日は天気はいまいちでしたが、結構楽しかったです。特にノロッコ号。
次回は、ニセコスキー号、小沢のトンネル餅、○□※‰÷、などをお送りします。





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