北斗星の家 旅レポ掲示板 過去ログ
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【001092】 流氷見物の旅〜楽しいガリンコ号とオホーツクの暴走バス〜
2003/3/3(月)14:55 - 汽車旅 ()

管理人様、皆様、こんにちは、汽車旅です。
旅レポ第3弾、よろしくお付き合いください。

札幌駅ストーブ前のTVに夢中になっていると、オホーツク流氷号の入線時間が過ぎてしまい、
あわててホームに上がる。自分の席1号車1番C席にむかう。なぜC席か?、身動きしやすいか
らである。隣には初老の紳士、大きなカメラを持っている。
あとで分かったことだが、隣のホームに管理人様がいらした様である。
車内は、7割ぐらい乗っているだろうか。観光客の中にビジネスマンらしい人も混ざっている。
列車が動き出すと、前の棚のようになっている所に足を乗せ、シートを倒す。結構深く倒れる。
相変わらずお行儀悪いが、靴は脱いでいるしー、テーブル部分には足乗せてないしー(笑)・・・
この列車、運転席もオープンになっており、「場内進行!」「○○駅通過!」など運転手の声や
列車無線などよく聞こえる。
隣の紳士は、対向列車がくるたびに写真を撮っている。今日は天気も良く絶好の旅日和である。
やがて、予想通り睡魔が襲ってきたので眠る。チャットで警告(笑)されていたので、旭川まで
には起きるよう心がけて眠る。
やがて目覚めると、列車は深川駅を発車するところだった。ん〜暑い。服装が重装備しすぎたの
だろう。寝汗をかいてしまった。フリースを脱ぎデッキで少し涼む。
旭川を発車し、前面展望を楽しむ。列車は、右へ左へとカーブしながら峠を目指す。北見峠の
トンネルを過ぎ、列車はやがて遠軽に到着した。遠軽で下車した乗客は10数名ぐらいだろうか。
駅を出ると早速、ガリンコ号にTELする。流氷が来てなければ、次のオホーツク3号で網走に
向かい、おーろら号に乗る作戦である。電話の主は、「港の沖すぐのところまで流氷が来ている」
と言う。小さくガッツポーズをし、靴底の折りたたみスパイクを起こし、バスターミナルへ向かう。
おかげで、滑ることなくバスターミナルへ到着、さて昼飯はどうするか、と考えうろうろしている
と、左斜め前方に大きなスーパーがある。そこでお弁当と葉っぱを買いバス待合で食す。旅に出る
と野菜が不足しがちになるので、なるべく葉っぱを食べるよう心掛けている。
バスに乗り込む、席はもちろん前面左側(笑)である。若い運転手、すごく丁寧な運転をする。国道
には雪も無く快適だが、ちょっと市街に入ると道は真っ白である。
国道を順調に走っていると、50mぐらい前を走っている車の助手席から、空き缶が投げられた。
その空き缶、道路をコロコロ転がっている。運転手は小刻みにハンドルを動かし、「ガシャッ」
という音と共に空き缶を潰したようだ。運転手はニヤリと笑った。
バスは目的のバス停、オホーツクタワー入り口に到着、辺りを見回すと、遠くにオホーツクタワー
が見える。全然入り口じゃないじゃん、騙されたー。バス停には、北海道によくある立派なバス待合
も無い。目の前にはカーショップがあるだけ。帰りのバス、ここで待つのつらいなー、と思いなが
ら、タワー目指してひたすら歩き続ける。20分ほど歩いただろうか?、ようやくガリンコ号乗り場
に到着した。
乗船手続きを済ませガリンコ号に乗り込む。20人ほどのツアー客が2組、一般客がちらほらと
いったぐらいの客数である。ガリンコ号は港を出ると、早速自慢のドリルで氷を砕きながら進む。
デッキへ出ると、後方で船員さんが砕けた流氷を網ですくっている。すぐに大きいのを2つ頂き、
興味本位で舐めてみる。しょっぱい、アムール川って真水にちかいはず?、と思ったが、長時間
海水に浸かっていたため塩漬けにでもなったのだろう。別の船員さんは、オジロワシの餌を投げ
ている。大きな声で「餌投げますよー、シャッターチャンス逃さないでー」と言いながら投げている。
氷の上に投げられた餌を目指して、オジロワシが急降下してくる。必死にシャッターを切り、どう
にか良さそうな写真が撮れた。
こんな感じで1時間の乗船時間はあっという間に過ぎ、ガリンコ号を下船する。北斗星と同じで
もっと乗っていたい・・・
紋別ターミナル行きのバスに乗り、バスターミナルへ。ここから遠軽行きのバスに乗る。相変わ
らず、前面左側に座る。このバス、結構飛ばしている。国道を80kmぐらいで走り、遅い軽な
んか、追い越していく。途中、国道を離れ、市街へ向かう何も無い真っ白な道に入っても飛ばし
続ける。おいおい、こんなスピードで曲がれるんかい、というような速さで交差点を曲がる。思わず
足を踏ん張る。バスのテールが流れ、逆ハン切っている。初めての経験だ、バスのドリフト。
バスは、湧別で少し止まり再び発車する。さらにバスは暴走?を続け、命カラガラ(笑)遠軽に到着。
駅までの道をトボトボ歩き、駅待合に入る。時計を見ると、ん、バスが遠軽に到着する時刻より
5分早い。あのバス、なかなかやるなあ。
遠軽から、オホーツクに乗り網走へと向かう。指定券は用意してあったが、すいていたので自由席
に座る。もちろんオヤジ座りだ。途中、ウトウトしながら網走に到着。駅横のコンビにで北海道名物?
のやきそば弁当を買う。以前買ったときは大きさが2種類だったが、今回は4種類に増えている。
迷わず一番大きいのを買い、予約してある1泊2900円の民宿へ向かう。この民宿へ徒歩で向かう
とき、網走駅構内踏み切りを渡る。私が渡る時、ちょうどオホーツクが寝台車を連結し入れ替えを
しているところで、警笛を鳴らされてしまった。
宿に着くと勝手に玄関から奥に入り、ご主人に挨拶、「今日はどこ行って来たの?」とご主人。
「ガリンコ乗ってきました」「ばっちりでしたよー」と言う。
「じゃあ、おーろら乗らなくていいねえ」とご主人。
その他色々流氷の話を聞かせてもらい部屋に入る。さっそくやきそば弁当と葉っぱを食べ、風呂に入る。
今日1日、結構なハードスケジュールだったので疲れがでたのだろう。充実した1日、心地よい疲れ
と共にすぐに爆睡状態になった。

いや〜、この日は疲れました。でも天気は良かったし、流氷もばっちり、暴走バス?にも乗れたし(笑)
次回は、ノロッコ、お座敷、SLと乗り継ぎます。
  
      


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