北斗星の家 旅レポ掲示板 過去ログ
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【001032】 北斗星ニセコスキー号&エルム号
2003/2/14(金)18:10 - ぴこたん ()

年末から年始にかけて、北斗星ニセコスキー号とエルム号で北海道往復をしました。

北斗星ニセコスキー号が12月29日上野発、エルム号が1月3日札幌発と、年始年末の超
繁忙期で、寝台券を取るのが大変そうでしたが、ともに開放式B寝台を第一希望にし
たのが良かったか、予想に反してすんなり取れました。

これまで、何度かB1ソロを利用しましたが、個室はプライバシーは保たれるもの
の、少々息苦しさもあって、最近は開放式B寝台の愛好者に戻ってしまいました。左
右どちらの車窓も眺められるという点でも、開放式B寝台の下段が好きです。

【往路:下り北斗星ニセコスキー号】
私自身、久しぶりの山線経由ということで、楽しみにしていました。列車名は「ス
キー号」でしたが、実際にスキー板を持った人の姿を見ることは出来ませんでした。

通常の北斗星やカシオペアでは青森駅で機関車交換を行いますが、北斗星ニセコス
キー号は青森信号所で行い、進行方向を変えずに津軽海峡線に入って行きます。車内
から機関車の交換作業を見ることはできませんでしたが、雪がしんしんと降る深夜の
信号所で、出発を見送る作業員の姿が印象的でした。

長万部から山線に入ると列車の速度は遅く、山に分け入って進むといった感じでし
た。雪も深くなり、倶知安に到着した時には、機関車も客車も雪まみれでした。

小樽に到着した時には、長万部からずっと雪深い山間部を走ってきたので、やっと街
に出たといった感じがしました。小樽では長時間停車し、機関車の付け替えを行いま
した。連結器を覆った雪が凍り付いて、それを取り除くのが大変そうでした。

小樽からは、途中、左手に石狩湾を望みながら、のんびりと走行し、定刻10:45に札
幌に到着しました。雪まみれの車両を見て、改めて行路の厳しさを実感するととも
に、思わずご苦労様と声を掛けたくなりました。


【復路:上りエルム号】
長時間モノクラスの寝台に乗るのは退屈かと思い、ずっとエルムを敬遠して来ました
が、年々運転日数も減っていて、稀少に思えるようになり、今回初めて乗車してみま
した。

編成はモノクラスとはいえ、電源車含めて10両の堂々たる編成で、ヘッドマーク、
側面の行先表示幕、テールマークとも、北斗星に劣らず立派に掲出されていました。
感動したのは、津軽海峡線を牽引するED79にもしっかりとヘッドマークが取り付けら
れていたことです。しかも前だけでなく機関車の後にも取り付けられていました。時
間帯、走行区間からして、ほとんど人目に触れることは無いにもかかわらず、列車の
シンボルを掲げるという青函運転所のスタンスに敬服です。

翌朝は、関東北部で架線凍結があり、仙台から新幹線への振り替え措置が取られたた
めか、上野まで乗り通した人は少なかったです。終着は14:28で、1時間43分遅れ。こ
んな時間まで寝台列車に乗ったのは初めての経験でした。折り返しに向けて整備が間
に合うのか心配になりました。

感想だけになってしまいましたが、詳細はデジカメ写真とともに下記にアップしまし
たので、宜しかったらご覧下さい。

北斗星ニセコスキー号
http://www63.tok2.com/home2/ks5j/021229hp/021229hp01.html

エルム号
http://www63.tok2.com/home2/ks5j/030103hp/030103hp01.html


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