2002/12/1(日)23:24 - TWILIGHT (男)
管理人さん、みなさまこんばんは。
旅レポといっても11月始めのオフ会しかないし、もう、今年度中は北海道に行く予定も
今のところ無いし(1月下旬嫁はん口説き中・・・)で、昔の旅レポを書きたいと思います。
これは私の属していたサークルの会報に載せたモノです。なんか、ないかしい・・・
(文章は平成n年時点ですので現在とはいささか相違する内容もあります:nは任意の自
然数)
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4月、私は4年生に学年があがった。3年生の学年末の成績で残す単位は1科目4単位。
これは週に1回ゼミに出席さえしていれば極端な話、卒業論文を提出しなくても卒業は可能
ということが判明した。就職活動とかいろいろあるが、とにかく「卒業旅行」である。
私はイギリスへ一人旅しようと考えていたが時がたつにつれ「4年間鉄道研究会の会員と
してやってきたから、鉄道旅行をしよう!」と決めた。海外に行くつもりだったゆえお金は
そこそこ貯金をしていたので「行くなら北海道、トワイライトエクスプレスにもう一度乗
ろう」行くのは3月3日から7日の4日間、ちょっと短いけどアルバイト(塾の講師:「先
生旅行行くから、すまん授業無しっ!」では通らない)の関係である。切符が取れれば行き
は上野から「北斗星」、帰りは大阪まで「トワイライトエクスプレス」などと夢のような
計画を立てては、一緒に行くパートナーとあれやこれやと話していた。
年が明けて、時刻表の2月号を購入した。行きの「北斗星」は1号にしようか、3号にしよ
うか、5号にしようかと悩んでいた。とれればまだ乗ったことのないロイヤル(A寝台1人
用DX個室)にと考えていた。1号はJR北海道、3号はJR北海道とJR東日本の交互の
受け持ち、5号はJR東日本の管轄である。同じロイヤル、同じ料金でも管轄の会社によっ
てインテリア・デザインが多少違う。例えば3号でJR北海道の車輌のロイヤルならステラ
リウム(個室の天井に照明効果で北海道の草原が映し出される)の設備があったりとか。
何号にしようか悩みつつ時刻表を眺めていると、「北斗星」の1号、3号、5号のほかに
なんともう1本、北海道に向かう寝台特急があった。
「北斗星トマムスキー」号である。
臨時寝台特急「北斗星トマムスキー」は上野発ではなく、新宿から埼京線、貨物線を通り、
札幌に向かわずに苫小牧より千歳線に入らずにそのまま室蘭本線を北上して、追分より
石勝線に入って、北海道の最新リゾート「トマム」駅という無人駅へ行く列車である。
この臨時寝台特急「北斗星トマムスキー」、特筆すべきは「夢空間」を連結していることが
あげられる。年に1桁の数回しか走らないという超豪華車輌「夢空間」を連結している列車
に乗れたら、それはそれでまた卒業旅行に華を添えることになる。
「行きは北斗星ではなく北斗星トマムスキー、帰りはトワイライトエクスプレス」
こう決めたのは時刻表をめくりだして10秒と掛からなかったと思う。乗るのはもちろん
「ロイヤル」である。「ロイヤル」はもちろん夢空間の車輌ではないが、北斗星トマム
スキーに乗車すれば、夢空間の食堂車やラウンジカーを利用することができるし、また
それで満足である。
−つづく。
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