北斗星の家 旅レポ掲示板 過去ログ
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【000747】 ごちパラ小僧と鉄美ちゃん
2002/11/8(金)18:21 - 汽車旅 ()

管理人様、皆様、こんにちは、汽車旅です。
旅レポ第3弾を書き込みます。

札幌のホテルで朝7時に目覚める。前日の天気予報で、今日は雨と言っていた。カーテンを開けて
外を見ると、雨は止んでいる。今のうちに出てしまおう、と荷物をまとめチェックアウトし駅へ
と向かった。コンビにで朝食を仕入れ、札幌駅へ、ホームに上がるとごちパラオホーツクが入線
してきた。先頭と思われる、1号車1番の指定券を用意していたが、予想通り先頭であった。
こういう列車が走るときは、ホームにカメラを持った報道陣?、が多数いると思ったが、報道陣
は見かけなかった。
車内に入る、乗客はほとんどいない、今日はこの展望席は貸切と思ったが、少年とお母さんが乗って
きた。お母さんと言うより、おばあちゃんだった。孫を連れてのほほえましい光景だ。外では、
1人の女性がこの列車の写真を撮っている。
やがて列車が降りしきる雨の中、北見へ向けて発車した。
「この列車は石狩平野を北上し・・・」とリゾート列車らしい車内放送が始まった。
外は激しく雨が降っている。前のワイパー動け、動けと念じていたら、突然うごきだした。
隣の少年は、「この列車は札幌車掌所のリゾート列車チームが乗っている、1ヶ月前10時打ちで
展望席が確保できて良かったね」などと、ばあちゃんに話ている。かなり鉄道に詳しいらしい。
私より良く知っている。ばあちゃんに連れられてというより、ばあちゃんを連れて、のほうが
正しいようだ。この少年、小学3年生ぐらいだが、学校をさぼって鉄旅行するとは将来有望で
ある。
やがて雨もやみ、前面展望にも飽きたので、2号車でコーヒーを買いラウンジで寛ぐ。せっかく
なのでこの2号車、キサロハを見学する。セミコンパートにグリーン個室、なかなかいい感じ
である。ここで、さきほど列車の写真を撮っていた女性を見つけた。車内の写真をたくさん
撮っている。この女性も鉄らしいので、鉄美と名づけた。
列車は、雪の北見峠を越え、遠軽に到着した。鉄美ちゃんが外から写真を撮っていたので、
精一杯の笑顔を作ったら、ニコニコしながらこちらを見て改札を出て行った。
ここで進行方向が変わるので、4号車へと移動する。隣の少年も移動してきた。彼は、留辺蕊
で降りて、入場券を買い普通で北見に着き、折り返しのごちパラに乗るようである。この少年
をごちパラ小僧と呼ぶことにした。やがて列車は、北見に到着、折り返し普通のオホーツクで
深川を目指した。なぜ深川かといえば「名物うろこだんご」を食すためだ。
無事に?、うろこだんごをゲットし、北海道名物の赤電で旭川へ向かう。
旭川の改札を出ると、雨がパラパラ降っている。ラーメンを食べるため、西武の地下へ行く。
旭川は名店がいくつもあるが、私は西武の地下のチャーシューが好きなので、いつもここで
チャーシューめんを食べる。このチャーシュー、硬くもなく、無駄に柔らかくもなく、脂身
もほどほどでおいしい。
駅に戻り、SWAに乗るため改札を入る。到着列車が遅れているらしい。ホームでは、折り返し
の整備をするので車内に入らないでほしい、と再三放送しているにもかかわらず、列車到着と
同時に、乗客が車内になだれ込んだ。この人達、日本語が分からないのか、耳が不自由なのか?
結局、わずか6分で折り返し発車した。この車内でうろこだんごを食す。名古屋のういろうを
べたべたにしたような物である。どちらがおいしいか?、と聞かれれば、どちらもおいしい、と
答えるであろう。このSWAのuシート、噂どおり快適である。JR−EのG車並みだと思う。
列車は順調に走り、札幌に到着した。北口のコンビに2軒をはしごし、今宵の宿、利尻へ乗り込む。
寝台車はけっこう混んでいる。利尻は定刻に発車し、私は洗面所で歯磨きをする、と突然トイレ
のドアが開いた。振り返るとそこには昼間のごちパラ小僧がいた。この少年、私の顔を見ると
逃げ出すように隣の車両へ行ってしまった。なにも悪いことしていないのに・・・
私はベッドにもどりすぐに寝てしまった。

大変、長々と失礼しました。次はスーパー宗谷に乗ります。


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