北斗星の家 掲示板 過去ログ
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【007966】 乗ってました。1月10日の北斗星2号です!
2006/1/16(月)01:13 - フク ()

こんにちは!書き込むのは初めてです。
私も10日に乗っていました。ただ、乗っていたのは北斗星2号上野行きです。
“メーテル”さんとは青森近辺で擦れ違っていたのですネェ・・。

札幌は定刻通りに発車しました。当日は午後から道南方面が雪模様で、夜には札幌も降り出すという予報でした。予報は当たって登別に到着する頃にはかなり雪が降っていましたね。最初に停止したのは森駅の手前です。すぐに「森駅でポイントが切り換わらなくなったため停車しています」とアナウンスがあり、結局1時間程停車してました。ちょうど2回目のディナータイム中で、グランシャリオにいた私は<振動のない今が写真を撮るチャンス!>とばかり、食事しつつデジカメでパチパチとグランシャリオ車内を撮っていたという能天気ぶりでしたね〜。
パブタイム中は部屋でうたた寝していたのですが、なかなか函館には着かなかったです。暫く寝ていたらいつの間にか進行方向が変わっていたので「ああ、函館を過ぎたのだナァ・・」とわかったのですが、少し動いては停まり、また動いては停まるというのを何回か繰り返した後全く動かなくなりました。遠くに街の明かりが見えるのですが、今どこにいるのか皆目見当がつかなかったです。山の中という感じはするけど、午前3時頃なので通りかかった車掌さんに「今どの辺りにいますか?もう青函トンネルは越えたのですか?」と尋ねたら「いえ、まだ木古内の遙か手前です。全く動かなくなりました」という返事でした。少し話してから私は「どんなに時間がかかって遅れても構わないので、安全第一でやってください」と言うと車掌さんはホッとした笑顔を見せて「ありがとうございます」と言って足早に先頭車両の方へ去っていきました。その表情からたぶん、苦情を言われるのでは?と身構えていたのだろうと思います。北斗星2号の車内は極めて静かで落ち着いていましたよ。

車内アナウンスもかなり頻繁かつ的確にあり、大雪のため動けなくなったので前方の雪を除雪して発車を試みたがダメだった事、バックしようとしても重い雪が車両間に詰まり連結器が外れそうになってバックもできなくなった事、木古内方面からの除雪車の出動を要請した事、除雪が終わったが自力走行できなくなっていたので応援の機関車(ディーゼル?)を要請した事などを都度放送してくれました。で、機関車がやってきてなんと[3重連]で客車を引っ張るという、マニアが見たら写真撮りまくり?の貴重な状況で走りました。
ゆっくりしたスピードで木古内駅に辿り着くと、反対車線に<急行はまなす>札幌行きが停車していました。
座席車両と寝台車の混合編成でしたが、特に座席車両の乗客はかわいそうなくらいグッタリしていた。彼らも、6時間以上もここに停車してるのだろうか・・?女性も大勢乗っていましたね。
北斗星の車内とは対照的でした。
北斗星は乗客全員が自分の“寝床”を持っていて、ゴロンと寝転がって時間を過ごせる。乗客数に比べて充分な数のトイレもある。グランシャリオの利用や駅弁の持ち込みなどで、とりあえずお腹はすいていないし各自何らかの形で飲料水やお茶なども持っている・・。7時間程の遅れでも案外平気でした。

青森駅には7時間17分遅れで到着しました。
その直前に「青森駅ではJR北海道からJR東日本へ乗務のバトンタッチがあるのですが、過去の事例からみて、たぶん盛岡で運転打ち切りの可能性が高いです。現在JR北海道とJR東日本で協議が行われているはずです」というアナウンスがありました。
それで、青森駅を出発してしばらくすると「北斗星2号は八戸駅で運転打ち切りが決定しました。八戸で新幹線に乗り換えていただくことになりました」という放送が・・・。

八戸駅では新幹線<はやて8号>の乗車券(指定席券)と、金賞受賞という<鯖と鮭の押し寿司弁当>と温かいお茶缶(250ml)が全員に配られて、それで東京まで移動しました。

私としては<10時間遅れでも構わないから、北斗星に乗って上野駅まで走って欲しい>と思いましたネ!
そのことをアテンダントさんに言うと「是非またご乗車ください。お待ちしております。」と言って、少し悲しげな笑顔で送り出してくれたのが印象的でした。
きっとその乗務の中で幾度か運転打ち切りで残念がる乗客を見てきたのだと思うのです。そんな気がしました。


ますます北斗星が好きになってしまったよ〜!!
カシオペアはこれ以上増やさなくていいから【北斗星5&6号新設、オール“ロイヤル”車両】なんてどうですかね??
これが出来たら、私は札幌へは北斗星以外では行かない!!と宣言しちゃう!(^-^)v


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