私、丁度10年前に上り「トワイライトエクスプレス」ロイヤルに乗車致しました。
最初から取れた訳ではなく、運良くキャンセルが出たのです。

最初Ｂシングルツインしか取れず、取り合えず道内フリーきっぷグリーン車用で道内を
巡っていました。日課として、同日同列車のロイヤルはあるか、みどりの窓口で毎日調
べて貰いました。札幌、稚内、帯広、また札幌と聞いてみたのですが、満席の一言でし
た。

それが乗車日３日前、もう駄目もとでもう一度聞いてみることにし、札幌駅みどり
の窓口を訪ねたところ、いつもの「満席です」という返事は返ってこず、代わりにマル
スから、一枚の切符が飛び出てきたではありませんか。「あっ。ありましたか」思わず
叫んでしまいました。でも叫ぶに値するチケットを手に入れたのです。ほっぺをつねる
というドラマみたいな行為までやってしまいました。でも現実でした。あの時の喜びと
いったら、何に例えましょうか。お陰様で、この時の旅は、全て思い通りのことが出来
ました。22時間15分、至上の汽車旅を体現することが出来ました。幸せでした。

さて、前置きが非常に長くなってしまいましたが、思うに「トワイライトエクスプレス」
の旅は、全てが運に支配されていると言っても過言ではないでしょう。「北斗星」のロ
イヤルなら９回乗っていますし、その全てが、まともに取れたものであり、往復ロイヤ
ルが取れたこともあります。そのことから考えると、「ＴＷＥ」の難易度の高さは普通
ではありません。まともに太刀打ちしようなどとは考えず、全てを運に任せましょう。

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