2002/11/16(土)19:25 - たそがれ特急 (男)
管理人さん皆さんこんばんはー。
管理人さんの疑問に対しまして、私の知ってる範囲でですがお答えしたいと思います。
1)なぜ片パンにするのか?
これは学生時代に理科でならいました「電圧×電流=出力(パワー)」の公式に関係してきます。
北斗星の場合、EF81の牽引区間は、上野〜黒磯間は直流1500Vの電化区間を走り、
黒磯〜青森間は交流20000Vの電化区間を走ります。
つまり、それぞれの電圧を上の公式に当てはめると同じ出力を出す為には直流区間では
交流区間の約13倍強の電流を必要とします。つまり直流区間でのより多くの電流を
取り入れるためと、大電流による電気回路の負担を減らす為“交流区間を片パンにする”
のではなく“直流区間を両パンにして”走っているのです。
逆に言えば電圧が高い交流区間では少しの電流しか必要が無いのでパンタは片方上げて
いるだけでも充分な電流が確保出来るという訳です。
2)両方のパンタグラフを上げていると何か問題があるのか?
3)仮に郡山で片パンにする場合、黒磯〜郡山間の両パンは問題ないのか?
1)でも少し触れていますが、技術的には交流区間を両パンで走っても、直流区間を片パンで
走っても何ら問題はありません。但し機関車の機器の寿命には少し影響があるかもしれませんが。
私に出来る説明はこのくらいですがお解かりいただけるでしょうか?
それでは失礼致します。
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