2002/6/19(水)22:46 - carora (男)
腐食でセルが作動し発火 青函トンネル火災で調査結果 JR北海道 2002/06/19 20:30
十三日に青函トンネル内の吉岡海底駅付近で作業用トラックが焼けた火災で、JR北海道は十九日、ショートによる発火と推定する調査結果を発表した。海底駅は世界最長の同トンネルでの列車火災に備えた施設だが、間近の作業坑での火災は想定外で、保安上の盲点が浮き彫りになった。
調査結果によると、作業用トラックのバッテリー回線がショートしセルモーターが作動。ギアが二速に入っていたため車輪が回り、七メートル先の壁に衝突。その後もセルモーターが回転を続け過大電流が流れ、発火した。
同トラックは昨年八月の車検切れと同時に、湿度100%に近いトンネル内で使われており、車体の腐食が激しかった。
海底駅の本線上には、列車を消火するスプリンクラーなどがあるが、隣接する作業坑には消火器もなかった。同社は「トラック使用後にバッテリー端子を必ず外すなどして再発防止に取り組みたい」としている。
[前の記事へ] [次の記事へ] [記事一覧へ戻る] [TOPへ]
|