北斗星の家 掲示板 過去ログ
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【003328】 事後報告5
2002/1/12(土)01:43 - 001 ()

深川で下車後、今度は留萌本線に乗りました。もちろん、初乗車です。車両は、形式は忘れましたが、
ステンレス車でワンマン仕様の両運転台車の2両編成でした。ただし、後ろの車両は回送扱いでした。
発車は11時8分でしたが、10人以上は乗っていました。深川もそうでしたが、元旦は留萌本線の全線で
天気は雪でした。乗るまで気づきませんでしたが、日本海へ向かっているのに、途中までは上りながら
留萌へ向かっていました。だんだんと雪が深くなりましたが、それこそ、線路が雪で埋もれたようにも
見えました。これでよく脱線しないなと思いました。途中の石狩沼田は、かつて札沼線の終点でしたが、
後で知ったことですがそれはもう29年半も前のことだったらしいです。だから、廃線跡も
見つけられませんでした。さらにそれから2つ先の恵比島駅は、ドラマ「すずらん」の舞台にも
なりました(でも、その時の駅名を不覚にも失念してしまいました)。しかし、今はどちらも
すれ違いのできない無人駅になっていました。1時間足らずで、留萌に着きましたが、その道のりは、
決して平坦には見えませんでした。改めて、鉄道のすごさを実感しました。これからもずっと
乗客の足として、そして未来ある子供たちの夢を乗せて頑張ってほしいものです。こんな時に
感情に流されてすみません。留萌では、30分弱後の増毛行きに接続します。その間に駅前へ出ようかと
思いましたが、なにせ元旦で、見えるところにある店はすべて閉店でした。しかも天気も悪かったので、
駅の待合室でひたすら待ちました。その間に、kioskで、「にしんパイ」を買いました。どうも、留萌は
にしんで有名らしいです。今度行ったら、食べてみたいです。さて、留萌から乗った増毛行きですが、
乗客は5人ほどでした。なお、留萌で停車中に、1両が切り離されて、深川行きとして一足先に
引き返してゆきました。留萌からは、正真正銘の単行になりました。さきほどまでは、両手に山でしたが、
今度は右手に荒れた日本海を見ながらの汽車旅になります。隣に国道らしき道も並走していましたが、
交通量はほとんどゼロに近いものがありました。ただ、上白滝などに比べたら、家はかなりありました。
増毛には、30分足らずで着きましたが、その時には雪だけでなく、風もかなり強くなっていました。
増毛も、開いているお店はなく、けっきょく少し居ただけで戻ることになります。増毛駅は、後にも先にも
線路が無い、本当の終着駅ですが、待合室は暖房が効いていない、無人駅で、ホームもたった1本だけの、
さびしい駅でした。帰りは、行きと同じ車両の深川行きで、発車待ちの際に、整理券を取りました。
整理券を取ったのは、今回で2回目です。今は整理券で「行った」という証明にするしかないのが
つらいところです。ちなみに1回目は、前回の上白滝駅です。上りでは、この日の強行軍が原因か、
途中で眠ってしまいました。雪はまだ降っていましたが、深川に近づくにつれてそれも弱くなって
ゆきました。増毛では、本当のことを言うと、あまりに雪がすごかったので、止まってしまわなければ
いいけどと思いました。なにせ、この日に帰宅を予定したのですから。

無事に深川について、本当に息をついています。それから、18分の待ち時間の間に、留萌本線沿線で
ほとんど何も食べられなかったために空腹になったので、深川駅前のロー○ンでカップメンを買いました。
まさか、北海道に来てまでカップメンを食べるとは、出発前は思いもしませんでした。もちろん、お湯も
つけてくれました。後は、待ち時間の間に食べきってしまいたかったのですが、そうは問屋がおろさない
といったもので、間に合わず、持ったまま「ライラック16号」に乗りました。ただ、さすがに
カップメンを持って客室内に入るわけにはいかないので、とりあえずデッキで食べきってから
客室内に入りました。この日は2両増結の6両編成でしたが、それでも乗車率は高かったです。
もちろん、札幌に近づくにつれて、乗客はさらに増えました。この列車も、大きな遅れなく、札幌駅に
到着しました。(続く)


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