北斗星の家 掲示板 過去ログ
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【003308】 事後報告3
2002/1/8(火)23:31 - 001 ()

大晦日に、年越し「オホーツク9号(6両編成、自由席2両、B寝台1両、半室グリーン車1両連結)」に
乗った僕は、夜も明けない元旦の3時22分に、石北本線の白滝駅(旭川から85.9キロ)で下りました。
降車客は、もちろん、僕だけ。すぐに発車して、去ってゆくオホーツク9号を見送ったあと、とりあえず
待合室に入りました。幸い、待合室の中は少し暖かかったので、そこで2時間ほど仮眠しました。
そして明け方の5時45分頃、駅を出て、駅前の道から国道333号線を西に向かって歩き出しました。
天気は吹雪、風の向きは西から東、ずばりの向かい風でした。ある程度の寒さ対策はしたつもりですが、
それでも寒く、雪が何度も目に当たり、そのたびにまばたきをしたものでした。
さらに、ずっと上り坂だったことが、大変さを増しました。

あ、ここで、今回の徒歩の行き先を言いましょう。それは、白滝駅より1駅旭川寄りの上白滝駅です。
この駅は1日に上り、下りが1本ずつしか停車しない、世にも珍しい「始発は終発」の駅です。
その下りの始発に乗ってしまおうという計画でした。徐々に空が明るくなると、右手に石北本線が
走っているのが見えました。それからしばらくは、右を見ながら、行き過ぎないように気をつけながら、
なおも歩きました。そして、右手に小屋らしき物を見つけた時、もしや?と思い、近くの標識を見ると、
それが上白滝駅であることを示していました。わかりにくくて、少し間違えたら行き過ぎてしまうほどに
目立たない駅でしたが、標識のおかげだったような気がします。時計を見たら、まだ6時20分ごろ。
白滝駅から3〜4キロあったので、1時間かかると思ったから、少し早く着いてしまいました。
長い時間誰も歩いていないからか、駅前には雪が積もっていて、除雪もしていない状況でした。
当然、何度となく雪に足がはまりました。お目当ての列車まで時間があったので、
少しだけ雪かきをしました。

そして7時過ぎ、上白滝駅に停車するたった1本の下り普通列車(4621D網走行き、キハ40型2両編成)が
到着しました。乗客は4名、いずれも始発の上川からの乗客と思われます。上白滝から乗ったのは
当然1人。次の白滝で、ほかの4人は全員下りて、早くも乗客は僕ひとりに。遠軽に近づくにつれて、
陽もさらに明るくなりました。天気は晴れでした。しかし、遠軽までとうとう誰も乗ってきませんでした。
そして遠軽到着、僕はここで下りました。(つづく)


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